最新クロスオーバーカー 徹底比較(1/4)
- 筆者:
- カメラマン:島村栄二
SUVと乗用車のクロスオーバー車=「CUV」が、このところ増えてきている。それも、SUV本来の活躍する場であるオフロードではなく、オンロードしかも都市のイメージを強調したモデルだ。
これらのCUVは、大型のモデルはアメリカでは自動車マーケットのメインカテゴリーとなるほど人気を誇り、ヨーロッパにおいてはCセグメントクラスのコンパクトなモデルが高い人気を獲得している。日本でも、かつてほどの勢いはないが、このところ魅力的な新型車が投入されたことで、人気復活の様相を呈している。
そこに登場したデュアリスは、英国日産で生産され、現地ではキャシュカイの名前で売られているモデルを日本にも導入したもの。開発責任者いわく、コンパクトハッチバックのつもりでつくったとのこと。従来からある、いわゆるSUVとは異質の乗り物である。
まもなく発売されるエクストレイルと基本コンポーネンツを共用しつつ、欧州ライバルに負けない走りとデザインを追求したクルマである。
2007年2月に登場して話題となったクロスロードは、ミニバンというよりも3列シートワゴンであるストリームをベースとしたクロスオーバー。このクラスで3列シートを持つ唯一のCUVであり、SUVライクな雰囲気を楽しめる。
SX4は、フィアットとの共同開発により誕生し、2006年7月から日本導入されているモデル。車名は「スポーティ」「クロスオーバー」「4WD」に由来するとのことで、4WDが本流でもあるのだが、今回は販売のメインである1.5LFFを持ち込んだ。なお、特別仕様車「ヘリーハンセンリミテッド」が発売されて間もない。
3台のクロスオーバーカーそれぞれの持ち味を探る。
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