遂に、軽をお手本に造られた新時代の小型車が現れた!/新型「ダイハツ ブーン/トヨタ パッソ」試乗レポート(6/6)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
軽の上級モデルとみることも出来る新型ブーン/パッソ
今回の新型ブーン/パッソ試乗は、ちょっと不思議なひとときだった。
「キャスト」のようなダイハツの軽自動車を取材している気分だったからだ。
「軽自動車に似たコンパクトカーに、果たして選ぶ価値があるのか」と考えたりした。
しかしブーン/パッソは小型車だから、高速道路などにおける直進安定性と乗り心地は、全幅の狭い軽自動車よりも明らかに優れる。また先に述べた前席の快適な座り心地も、ブーン/パッソのメリットだ。
となれば新型ブーン/パッソは、「ダイハツ キャスト」や「ムーヴ」といった軽自動車をベースに開発された上級モデルと考えても良いだろう。
「スズキ ジムニー」(660cc)と「ジムニーシエラ」(1300cc)の関係を進化させたような位置付けだ。
軽技術を基に小型車開発・・・日本にしか出来ない素晴らしいクルマ造りだ
「日本のクルマで最も優れているのは、軽自動車ではないのか」。
以前からそのようなことを考えていたが、軽自動車の技術を投入した新型ブーン/パッソを試乗して確信に変わった。
軽自動車をベースに、さらに優れたコンパクトカーを開発する。
日本のメーカーにしかできない、素晴らしいクルマ造りだと思う。この2つのジャンルのさらなるコラボレーションに期待したい。
[レポート:渡辺陽一郎/Photo:茂呂幸正]
「DAIHATSU BOON CILQ ”Gパッケージ SA II”」[2WD] 主要諸元
全長x全幅x全高:3660x1665x1525mm/ホイールベース:2490mm/車両重量:910kg/乗車定員:5名/駆動方式:前輪駆動(FF)/エンジン種類:直列3気筒 DOHC 12V ガソリンエンジン/総排気量:996cc/最高出力:69ps(51kW)/6000rpm/最大トルク:9.4kg-m(92N・m)/4400rpm/トランスミッション:自動無段変速機(CVT)/燃料消費率:28.0km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:165/65R14/メーカー希望小売価格:1,657,800円[消費税込]
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