【2023年】スズキ スペーシアの価格や内装、納期まで最新情報をお届け|好みに応じて4つのボディタイプが選べる!

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スズキ 2代目スペーシアは2017年12月に登場しました。さらにはSUV風の軽ハイトワゴンであるスペーシアギアや軽商用車の新型スペーシアベースを発売し、多彩なラインアップでユーザーのさまざまなニーズに応えています。

そんなスペーシアの価格や内装、スペックやおすすめグレードなどをカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが詳しく解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. スペーシアのおすすめポイント
  2. スペーシアのレビュー・評価
  3. スペーシアの基本スペック・価格表
  4. スペーシアのボディサイズ
  5. スペーシアの燃費
  6. スペーシアの発売日と納期の目安
  7. スペーシアのリセールバリュー
  8. スペーシアのおすすめグレード
  9. スペーシアのカラーバリエーション
  10. スペーシアを販売店で試乗するときのポイント

スペーシアのおすすめポイント

・好みや用途に応じて、4つのタイプを選び分けられる

・マイルドハイブリッドの搭載で燃費性能が優れている

・水平基調のボディで四隅が分かりやすく、視界も良好

スペーシアのレビュー・評価

総合評価 4.0 ★★★★☆

外観

4.0

★★★★☆

内装

4.0

★★★★☆

走行性能

2.0

★★☆☆☆

運転のしやすさ

5.0

★★★★★

乗り心地

3.0

★★★☆☆

価格の割安度・燃費・維持費

4.0

★★★★☆

5段階採点の解説

外観

内外装はスーツケースをモチーフにしています。ボディの側面や収納ボックスのフタに凹凸を付けて、ボリューム感を表現しました。

内装

インパネは水平基調で視認性や操作性が優れ、後席の頭上と足元の空間も広いです。後席の座り心地は、もう少し柔軟性が欲しいです。

走行性能

ノーマルエンジンは実用回転域の駆動力が不足気味です。ステアリング操作に対する反応も穏やかですが、後輪の接地性と安定性は高いです。

運転のしやすさ

インパネの上面は平らで前方視界も良いです。ボンネットが少し視野に入り、ボディの先端や車幅も分かりやすいです。最小回転半径は4.4mです。

乗り心地

タイヤの指定空気圧が240kPaと高めで、時速40km以下では乗り心地が少し硬いです。しかし突き上げる不快な粗さは抑えました。

価格の割安度/燃費/維持費

買い得グレードのハイブリッドXは、実用装備を充実させてマイルドハイブリッドも搭載しながら、価格を153万3400円としました。

総合評価の解説

スペーシアのノーマルエンジンは、実用回転域の駆動力が不足気味です。ステアリング操作に対する反応も穏やかですが、後輪の接地性が高いため、高重心の軽自動車ながら不安定になりにくいです。車両の動きは全般的に鈍いですが、誰にでも扱いやすい性格です。

水平基調のボディは視界が良く、ボディの四隅も分かりやすいです。最小回転半径は、売れ筋の14インチタイヤ装着車は4.4mに収まり、小回りの利きも良好です。特に街中で運転しやすく感じます。

実用面では収納設備を充実させ、助手席の前側には、表面をスーツケース風に仕上げたアッパーボックス、その下に引き出し式の収納ボックスとカップホルダー、さらにグローブボックスも備わります。助手席の下にも大容量のボックスが装着され、ハンドルが付いているから車外にも持ち出せます。

荷室の開口部は、下端の地上高を510mmに抑えたため、自転車を積む時にも前輪を大きく持ち上げる必要がありません。日常的な使いやすさがスペーシアの一番のメリットです。

良かった点

・収納設備が豊富で荷室も使いやすく、日常的な実用性が高い

・デザインがシンプルで、小回りの利きも良く運転しやすい

・インパネ周辺の視認性や操作性が優れ、初心者ドライバーも安心

気になった点

・ノーマルエンジンは登坂路などで実用回転域の駆動力が不足気味

・標準ボディにはパワー不足を補うターボが用意されない

・転がり抵抗を抑えたタイヤの装着もあって乗り心地が硬め

スペーシアの基本スペック・価格表

スペーシア

グレード

エンジン

トランスミッション

駆動方式

価格(税込)

ハイブリッドG

0.66L DOHC吸排気VVT(マイルドハイブリッド)

CVT

2WD

139万4800円

4WD

151万8000円

ハイブリッドX

2WD

153万3400円

4WD

165万6600円

スペーシアカスタム

グレード

エンジン

トランスミッション

駆動方式

価格(税込)

ハイブリッドGS

0.66L DOHC吸排気VVT(マイルドハイブリッド)

CVT

2WD

166万3200円

4WD

178万6400円

ハイブリッドXS

2WD

181万1700円

4WD

193万4900円

ハイブリッドXSターボ

0.66L DOHC吸気VVTターボ(マイルドハイブリッド)

2WD

188万3200円

4WD

200万6400円

スペーシアギア

グレード

仕様

エンジン

トランスミッション

駆動方式

価格(税込)

ハイブリッドXZ

通常仕様

0.66L DOHC吸排気VVT(マイルドハイブリッド)

CVT

2WD

172万5900円

4WD

184万5800円

ガンメタリック2トーンルーフ仕様車

2WD

176万9900円

4WD

188万9800円

ハイブリッドXZターボ

通常仕様

0.66L DOHC吸気VVTターボ(マイルドハイブリッド)

2WD

180万2900円

4WD

192万2800円

ガンメタリック2トーンルーフ仕様車

2WD

184万6900円

4WD

1,966,800

スペーシアベース

グレード

エンジン

トランスミッション

駆動方式

価格(税込)

GF

0.66L DOHC吸排気VVT(マイルドハイブリッド)

CVT

2WD

139万4800円

4WD

151万8000円

XF

2WD

154万7700円

4WD

166万7600円

スペーシアはスズキがラインナップするスーパーハイトワゴンです。全高が1700mmを超える背の高いボディによって車内が広く、前後席の頭上と足元にも、十分な空間があります。後席を格納すると大容量の荷室になって自転車などを積みやすく、後席側のドアはスライド式だから乗降性も優れています。

ボディタイプも豊富で、標準仕様、エアロパーツを装着したカスタム、SUV風のギア、商用車のベースもあります。内外装のデザインは比較的シンプルで、馴染みやすい雰囲気を備えています。

スペーシアのボディサイズ

ボディタイプ

全長

全幅

全高

ホイールベース

スペーシア/スペーシアカスタム

3395mm

1475mm

1785〜1800mm

2460mm

スペーシアギア

1800mm

スペーシアベース

1785〜1800mm

スペーシアの燃費

ボディタイプ

グレード

駆動方式

WLTCモード

スペーシア

ハイブリッドG

2WD

22.2km/L

4WD

20.2km/L

ハイブリッドX

2WD

21.2km/L

4WD

20.2km/L

スペーシアカスタム

ハイブリッドGS

2WD

21.2km/L

4WD

20.2km/L

ハイブリッドXS

2WD

21.2km/L

4WD

20.2km/L

ハイブリッドXSターボ

2WD

19.8km/L

4WD

19.2km/L

スペーシアギア

ハイブリッドXZ

2WD

21.2km/L

4WD

20.2km/L

ハイブリッドXZターボ

2WD

19.8km/L

4WD

19.2km/L

スペーシアベース

GF

2WD

21.2km/L

4WD

19.9km/L

XF

2WD

21.2km/L

4WD

19.9km/L

スペーシアの発売日と納期の目安

2代目スペーシアは2017年12月に登場しました。さらに2018年12月にはSUV風の軽ハイトワゴンであるスペーシアギアを、2022年8月には軽商用車の新型スペーシアベースを発売し、多彩なラインアップでユーザーのさまざまなニーズに応えています。

納期と今後のモデルチェンジ予想

販売店によると「スペーシアの納期は、どのタイプでも約3か月」とのことです。今は小型/普通車を中心に、納期が6か月以上の車種も増えましたから、スペーシアは短い部類に入ります。

また現行スペーシアは2017年12月に登場したので、2024年中には次期型に切り替わる可能性があります。

最近の売れ行き&人気度

発売から5年以上を経過しましたが、売れ筋のスーパーハイトワゴンとあって、売れ行きはあまり下がりません。スペーシアギアに加えて、軽商用バンのスペーシアベースも加わり、ボディバリエーションを増やしたことも人気の秘訣です。

スペーシアのリセールバリュー

リセールバリューの5段階採点:4点

2023年の時点で、発売から5年以上を経過したため、売却時には中古車の流通台数も増えています。従って有利な条件で売却できるとは限りませんが、人気車ですから売却額が大きく下落する心配もないです。

スペーシアのおすすめグレード

おすすめグレード:標準ボディのハイブリッドX(153万3400円/2WD)

機能と価格のバランスで最も買い得なグレードは、標準ボディのハイブリッドXです。スライドドアの電動開閉機能は両側に備わり、エアコンの冷気を後席へ送るスリムサーキュレーター、ロールサンシェードなども標準装着されます。安全装備も、衝突被害軽減ブレーキに加えてサイド&カーテンエアバッグが備わっています。

ライバル車との比較

ライバル車は全高が1700mmを超える軽自動車のスーパーハイトワゴンです。スーパーハイトワゴンのホンダ N-BOXとダイハツ タントと比べてみましょう。

N-BOXと比べると、スペーシアは内装の質、乗り心地、ノーマルエンジンの動力性能が少し下がります。その代わり収納設備が充実しており、機能や実用装備の割に、価格を安く抑えました。

タントと比べると、走行安定性と後席の座り心地に不満を感じますが、乗り心地はスペーシアが柔軟です。シートアレンジも、スペーシアは操作が単純で扱いやすいです。ほかの車種に比べて、誰にでも親しみやすいクルマ造りに特徴があります。

スペーシアのカラーバリエーション

スペーシア

※ハイブリッドXは全12色、ハイブリッドGはモノトーンのみ全8色

ボディカラー

備考

2トーン

オフブルーメタリック×ホワイト2トーンルーフ

オプション価格4万4000円

ライトブロンズパールメタリック×ホワイト2トーンルーフ

オプション価格4万4000円

アーバンブラウンパールメタリック×ホワイト2トーンルーフ

オプション価格4万4000円

シフォンアイボリーメタリック×ホワイト2トーンルーフ

オプション価格4万4000円

ワントーン

オフブルーメタリック

ライトブロンズパールメタリック

アーバンブラウンパールメタリック

シフォンアイボリーメタリック

ピュアホワイトパール

オプション価格2万2000円

ブルーイッシュブラックパール3

シルキーシルバーメタリック

クールカーキパールメタリック

スペーシアカスタム

※ハイブリッドXS、ハイブリッドXSは全11色、ハイブリッドGSはモノトーンのみ全7色

ボディカラー

備考

2トーン

インディゴブルーメタリック2×ブラック2トーンルーフ

オプション価格4万4000円

ピュアホワイトパール×ブラック2トーンルーフ

オプション価格6万6000円

フェニックスレッドパール×ブラック2トーンルーフ

オプション価格4万4000円

スチールシルバーメタリック×ブラック2トーンルーフ

オプション価格4万4000円

ワントーン

インディゴブルーメタリック2

ピュアホワイトパール

オプション価格2万2000円

フェニックスレッドパール

スチールシルバーメタリック

オプション価格2万2000円

アーバンブラウンパールメタリック

ムーンライトバイオレットパールメタリック

オプション価格2万2000円

ブルーイッシュブラックパール3

スペーシアギア

ボディカラー

備考

2トーン

アクティブイエロー×ガンメタリック2トーンルーフ

デニムブルーメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ

フェニックスレッドパール×ガンメタリック2トーンルーフ

オフブルーメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ

クールカーキパールメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ

モノトーン

ピュアホワイトパール

オプション価格2万2000円

ブルーイッシュブラックパール3

シフォンアイボリーメタリック

スチールシルバーメタリック

オプション価格2万2000円

スペーシアベース

ボディカラー

備考

モノトーン

デニムブルーメタリック

アクティブイエロー

ピュアホワイトパール

オプション価格2万2000円

ブルーイッシュブラックパール3

モスグレーメタリック

スペーシアを販売店で試乗するときのポイント

ノーマルエンジンは少しパワー不足なので、登坂路を試乗してみましょう。不満を感じたらカスタムやギアのターボも試します。最大トルクがノーマルエンジンの1.6倍に増えて、運転しやすいです。

舗装の荒れた街中を時速40km以下で走った時に、乗り心地も確認します。後席の座り心地に不満がないかも、チェックします。

スペーシアは視界や小回り性能が優れているので、縦列駐車などを行ってみましょう。インパネ周辺の視認性や操作性、豊富な収納設備、床の低い荷室の使い勝手なども確認します。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正/和田 清志】

スズキ/スペーシア
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新車価格:
153万円219.3万円
中古価格:
11万円280.8万円

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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