上野高広選手/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(2/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
大きくて日本では不便さを感じるX6の魅力は?
―駐車場に入らない!
そう、コインパーキングを探すだけで30分は喰われちゃうよね。油断したらホイールもガリガリになっちゃうからね。
―7と比べてもサイズ感に差がありますか?
ある。幅が全然違う。しかもうちのエアロを付けて、フェンダーを出してるから余計に広くなってるしね。7シリーズも当然エアロ入れてフェンダー出してたけど、それよりも幅がある。
だからこのX6にトラブルが出たとき、代車で7のハイブリッドが来たんだけど、「ちっちゃ!」と思ったもん。ミラーで見たときも、「車線こんなに余るんだ!」みたいな。X6はもう、ギリギリだもんね、車線も。
―X6はあの、ユーティリティをまったく考えていないところが魅力といえば魅力ですよね。
単にデカイ!高い!だからかっこいい!北欧市場向けのアメリカンBMWの神髄、みたいな。
言い方悪くすると『金持ちの道楽車』だからね(笑)。
―実際に乗ってて、お値段に見合うドライビングプレジャーはあるんですか?
うん、楽しい、やっぱり。BMW自体が乗ってて楽しいクルマだから、その良さはちゃんとX6にもある。あんなにデカいのによく止まるしよく曲がるし、よく走る。
実はこのX6、もう売りに出しているんだけど、次じゃあなに買うの?って言われたら悩んじゃうくらいなんだよね。
―X6にインパクトがありすぎて?
そう。次なに選べばいいのかわからない。だからもしかしたらまたハイブリッドやMが出たりしてるから、違うX6を買っちゃうかもしれないし。BMW以外だったらポルシェのパナメーラくらいしか対抗できるクルマがないよね。
―今競技でもBMWに乗って、プライベートでもBMWに乗られてるじゃないですか。もとはソアラで参戦されていたということなんですが、どうしてBMWにシフトされたんでしょう?
もともとが7シリーズにプライベートで乗ってた、ということからかな。7シリーズのこんなにデカイ図体なのに『よく曲がるしよく止まる』っていうBMWらしさがどこまでも味わえるなぁ、だったら3シリーズあたりだと競技でもいい走りが出来るんじゃないかなぁ、と思いついたのが最初。
―当時はソアラからの車両変更だったんですね?
そう、ソアラは2ドアのクーペでしょう?で、3シリーズも2ドアクーペで、ノーマル車両重量とか見たらまったく一緒で、これだべ!と。
―閃いたんですね。
ただボディサイズがちょっと小さいかなとは思ったんだけど、自分がエアロ屋だから、大きくしちゃえばいいじゃん、って。で、パーツを作って参戦を決めたという感じ。
―なるほど。
実はメルセデスと迷ったんだけど、結局BMWにしちゃったんだよね。
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