アルファロメオ アルファ159 試乗レポート(1/4)
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- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:原田淳
ファン待望のアルファ159TI その卒倒する躍動振りに迫る
アルファ159が、アルファロメオの主力モデルとしてデビューしたのが2006年のこと。登場当初は至ってシンプルなラインナップであったが、その後、エンジン、トランスミッション、ハンドル位置、スポーツワゴンの追加など、バリエーションが加わり、選択肢が徐々に増えていった。
そして2007年にファン待望の「TI」が追加された。「TI」とはTurismo Internazionale(トゥリズモ インテルナチオナーレ)の略で、アルファロメオ伝統の称号のひとつ。国境を越えるロングツーリングに適う仕様のことである。
今回試乗したのは、アルファ159の「3.2 JTS Q4 Q-トロニック TI 」というモデルである。アルファ159のボディサイズは156に比べてかなり大きめで、フラッグシップの166とほぼ同等となっている。これは、アルファロメオの北米市場への復帰と、いずれ消滅することになる166の後継的な役割も含めるという意味合いもあってのことだろう。
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