アルファロメオ アルファ159 試乗レポート(2/4)
- 筆者： 河村 康彦
- カメラマン：原田淳
内装装備を一新したアルファテイストに翻弄させられる
それにしてもアルファロメオは、よくぞこのフロントマスクで市販化してくれたものだ。空力云々の話をすると、決して有利ではないであろう立体的デザインのマスクを持つアルファ159だが、フラッシュサーフェイス化したマスクばかりになった時代だからこそ、アルファ159の存在感はより異彩を放って映る。
そして、アルファ159 TIのエクステリアには、TI専用サイドスカートと、19インチアロイホイール、さらに赤いブレーキキャリパーなどのエクステリアパーツを装着。インテリアでは、TI専用トリム、スポーツレザーシートおよびステアリング、パドルスイッチ、アルミ製ヘアライン仕上げセンターパネル、キックプレート、TI専用メーター、スポーツペダルなどが与えられる。
またボディサイズの拡大もあって、室内空間は十分に広い。ドライバーを囲むようにレイアウトされ、アナログチックなメーターを並べたインパネも、いかにもアルファロメオらしい。かつてのアルファ車では考えられないほど快適装備が充実されたのも、時代のニーズを反映してのことだろう。
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1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン（三栄書房）の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る
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