フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)

フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ 試乗レポート/渡辺陽一郎
VOLKSWAGEN The Beetle Cabriolet[フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ] フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ エクステリア・フロント正面 フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ エクステリア・サイド フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フルオート電動ソフトトップ(幌)開閉 フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フルオート電動ソフトトップ(幌)開閉2 フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フルオート電動ソフトトップ(幌)開閉3 フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フルオート電動ソフトトップ(幌)開閉4(幌カバー装着時) フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ エクステリア・リア正面 画像ギャラリーはこちら

リラックスして走れる安心感

フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ 215/60R16タイヤ+6.5Jx16 10スポークアルミホイール「Whiri」フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ 試乗レポート7

乗り心地はけっこう快適。装着されるタイヤは16インチ(215/60R16)で、ブランドはブリヂストン・トランザER300になる。扁平率の低いタイプではないから、路面のデコボコを吸収しやすい。サスペンションの伸縮性も優れ、ゆったりとした乗り心地に仕上げた。フルオープンボディとあって、路面の段差を通過した時にはフロント側のマド枠が少しワナワナと震えるが、乗り心地に悪影響を与えるほどではない。

操舵感はスポーティーカーと違って機敏な印象はないが、リラックスして運転できる。レーンチェンジでは少し揺り返しが大きめで、1380kgの車両重量を意識させるが、バランスの悪さは感じない。前述のワイド化されたボディも、走行安定性の面ではメリットになっている。

ザ・ビートル・カブリオレについては、大径の17インチとか18インチタイヤを履かせるのは避けた方が無難だろう。ゆったりした乗り心地が薄れたり、車両の動きが機敏になって操舵に対する反応のバランスを崩しそうだ。ホイールやタイヤを含めた外観の見栄えはユーザーの好み次第だが、ザ・ビートルは往年のフォルクスワーゲンタイプIをモチーフにしたクルマ。あの時代には扁平率の低い乗用車用のタイヤは存在せず、イマドキではちょっと厚めな60%扁平率の16インチを履かせるのが本流だと思う。

50km/h以下なら、走りながらでも開閉可能なソフトトップ

フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ リアコンビランプ周り
フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フルオート電動ソフトトップ(幌)開閉3フォルクスワーゲン ザ・ビートル カブリオレ フルオート電動ソフトトップ(幌)開閉4(幌カバー装着時)

ソフトトップ(幌)の開閉は電動で行われ、手動のロック操作は不要。開閉の所要時間は開く時が9.5秒、閉じる時が11秒とされ、時速50km以下なら走行中でも操作できる。渋滞中に雨が降り始めた時など、徐行しながらソフトトップを閉じられるわけだ。

オープンの状態では畳んだソフトトップにカバーを被せられるが、これは意外に重く、慣れないと操作が面倒。日本では天気が急変して夕立に見舞われることも多いから、カバーは装着せず、即座に閉じられる状態で走った方が安心だろう。

安全装備は先進的。エアバッグはゴルフ・カブリオレと同じく側面衝突などにも対応している。サイドエアバッグは上側へ立ち上がりながら展開するタイプで、頭部の保護機能も設けた。ロールオーバープロテクションシステムも備わり、ボディが一定の角度以上に傾くと、リアシートの後部から2本のロールオーバー・バーが飛び出して乗員の安全を確保する。もちろん横滑り防止装置などは標準装着される。

[次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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