フォルクスワーゲン ティグアン スポーツ&スタイル 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
ティグアンに新グレード追加
2008年9月に日本に導入されたフォルクスワーゲン(以下VW)のティグアン。VWを代表するSUVのトゥアレグよりもかなりコンパクトサイズで、狭い街中でも扱いやすいボディにまとまっている。高速オンロードでの乗り心地のよさと、それと相反すると言われがちな、ラフロードを難なく走破する高い4×4性能とオンとオフの両方の特性を盛り込んだ、オールラウンドミドルサイズのSUVだ。
2009年春、そのティグアンにスポーティテイストをふんだんに盛り込んだ、「ティグアン スポーツ&スタイル」が加わった。スポーツ&スタイルという名の通り、力強さとちょっぴりワイルドなテイストを強めたグレードとなっている。
まず、専用フロントバンパーにクロームパッケージがあしらわれた顔つきとなっている。少々押し出し感が強まったかなぁ、という印象はあるが、ティグアンの上品さはいい意味で失っていない。シルバーのルーフレールも、上質感が増した感じだし、リアとリア左右のダークティンテッドガラスの採用は、見た目のカッコよさと共に車内の温度上昇等を防ぐ実用性も兼ね備えている。とまぁ、そういった具合に、実用性はそのままに、スタイリッシュさをアップさせているところが、「ティグアン スポーツ&スタイル」の特徴だろう。実にVWらしい演出なのだ。
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