フォルクスワーゲン 新型ポロ 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:小平寛/フォルクスワーゲンジャパン(株)
新型ポロは約7割もの部品が新設計
本国発売から比較的小さなタイムラグで、また兄貴分のゴルフが2009-2010インポートカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したばかりのタイミングで、5代目ポロが日本で発売された。
最初は1.4L自然吸気エンジンを積む「1.4コンフォートライン」のみで、2010年には1.2LTSIエンジン車も導入される予定とのことだが、まずはこのクルマが、203万円という従来の据え置き価格で発売されたことに拍手を送りたいと思う。
プラットフォームを従来モデルからキャリーオーバーしつつ洗練させた手法はゴルフと同じ。とはいえ、実に7割の部品が新設計されているというから、「ビッグマイナーチェンジ」と揶揄するのは失礼だろう。
ホイールベースは2,470mmと従来と共通だが、ボディサイズは全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,475mmと、従来モデルより80mm長く、20mm幅広く、5mm低くなった。
にもかかわらず、高張力鋼板の採用拡大などにより、60kgも軽量化したというから驚かされる。元が1トンあまりの中での60kgというのは相当なものだ。
フロントはストラット式、リアはトーションビーム式というサスペンション形式は変わらないが、トレッドは前が45mm、後ろが40mm拡大している。
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