輸入車勢の日本CDモデル導入4番手はやはりアノ独メーカー!【コラム】
- 筆者: 国沢 光宏
次々と導入攻勢!クリーンディーゼル導入4番手は!?
輸入車勢が次々と日本でクリーンディーゼルエンジン搭載モデルを導入している。すでにベンツとBMW(ミニを含む)は発売済み。間もなくボルボも新世代の2リッター4気筒ディーゼルを複数の車種に搭載することを公表。
4番手やいかに、と思っていたら、VWでありました。
車種は新型パサートで、年内に発表され来年早々の発売を予定しているという。排気量や最高出力については不明ながら、ヨーロッパでの主力エンジンになっている1.6リッターの120馬力仕様(カタログ最高速206km/h)に試乗したのでVW製クリーンディーゼルの印象をお届けしたい。
マツダのSKYACTIVE-Dを超える静かさ
まず気になるエンジン音だけれど、賑やかなことで有名なBMWの2リッターディーゼルを圧倒。現在日本で販売されている4気筒ディーゼルの中で最も静かな印象。加えてディーゼル特有の「カリカリ」というノッキング音は、マツダの1.5リッター(日本での搭載車種はデミオ)と並び、全く聞こえない。
改めて驚いたのが最新の排気ガス規制をクリアしたディーゼルエンジンのクリーン度。建物の中に冷えた状態で止めてあったのだけれど、そこでエンジン始動。ナビの使い方の説明を受けている間、全く排気のニオイがしない。
臭くて、うるさくて、黒い煙を出すというディーゼルの悪いイメージを持っていると、良い意味で思いっきり裏切られるだろう。
試乗車は日本には入ってこないと思われる6速マニュアルミッションながら、エンジン特性のチェックは出来た。前述の通り120馬力/250Nmと最高出力こそ1.5リッターのガソリンエンジン並ながら、最大トルクは2.5リッタークラスに匹敵する。
2千回転も回っていれば、どのギアでも十分な加速をしてくれます。
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