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日本にない日本車 2014/6/26 09:59

日本にない日本車 ~新興国専用ミニバン「トヨタ イノーバ・アバンザ」~(3/4)

関連: トヨタ タウンエースバン , トヨタ ライトエースバン Text: 桃田 健史 Photo: トヨタ自動車・桃田健史
日本にない日本車 ~新興国専用ミニバン「トヨタ イノーバ・アバンザ」~

ダイハツと共同開発した「アバンザ」&「ゼニア」

世界で人口が多い国ランキング。第1位は中国(13.8億人)、第2位はインド(12.4億人)、第3位はアメリカ(3.8億人)、そして第4位はインドネシア(2.5億人)だ。

参考までに第5位以下は、ブラジル、パキスタン、ナイジェリア、バングラデシュ、ロシア、そして日本と続く。

自動車メーカーとしては、量産効果を狙うため、こうした多人口の国に向けた商品戦略を立てるのは当然だ。その策のひとつが、前述のIMVだ。さらに、人口の多い国それぞれに向けた専用車も考えなければならない。

より小さく、よりやすく、でも大家族が乗れるように

トヨタ ヴィオス[インドネシア製]

そうしたなか、人口ランキング世界第4位のインドネシアに注目が集まる。

ASEANでの自動車産業の中心はタイだ。そのトレンドがASEAN(東南アジア連合)全体に流れている可能性がある。だから、人口がタイの隣国、インドネシアでも「IMVで十分戦える」と、トヨタは思っていた。

ところが…。そうは問屋が下ろさなかった。

インドネシアでは「イノーバ」よりもサイズが小さく、価格がより安く、しかも大家族が一緒に乗れるクルマがベストマッチ。その結果、「イノーバ」は苦戦した。

[日本にない日本車]トヨタ アバンザ[小型ミニバン]を用いたタクシー車両(フィリピン・マニラにて)

そうしたなかで、「アンダーIMV(IMVのひとつ下のカテゴリー)」という考え方が生まれた。

そこで白羽の矢が立ったのが、トヨタのグループ企業、ダイハツだ。

「ビーゴ」と「ラッシュ」のプラットフォームを活用し、「アンダーIMV」の開発が進んだ。そして登場したのが、トヨタ「アバンザ」。ダイハツのブランドでは「ゼニア」という。

同2社は、トヨタ、ダイハツの予想を遥かに超える大ヒットとなった。

[日本にない日本車]

ボディ寸法は、全長x全幅x全幅=4150mmx1660mmx1695mm、ホイールベースが2655mm。

エンジンは当初、1.0リッター、1.3リッターが主体だったが、2011年発売の第二世代から1.5L直4「3SZ」(101ps/133Nm)が主力となっている。トランスミッションは4ATと5MTと採用。

価格は1億8610万ルピア(1ルピア=0.0086円換算で、約160万円)。

生産拠点は、インドネシアの地場大手との合弁企業、P.T.アストラ・ダイハツ・モーター。 同社の年産規模は33万台に達する。最近は、タイ、フィリピン等、ASEAN各国への輸出も順調に伸びている。また、ダイハツはこのほかの海外生産拠点は、マレーシアとベネゼエラにある。

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