【新旧比較】「トヨタ ヴォクシー&ノア」の新型と旧型を比較してみた/渡辺陽一郎(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
新型モデルと旧型モデルを比較!
各メーカーがこぞって力を入れ、強豪車種が多数ひしめくMクラスミニバン。5ナンバーサイズで多人数乗車ができ、大きな荷物なども積める利便性は一時代を築く。今でこそSUVに人気が移行しつつも、根本的な高い利便性に変わりはない。
現在では各メーカーも改良に次ぐ改良を行い、燃費や室内空間、他にも様々な部分で熾烈な争いを繰り広げ、市場は飽和状態と化している。正直、ユーザーには新型と旧型の違いが見分けづらくなってきているのも現状だ。
トヨタ ヴォクシー&ノアの新型と旧型を比較!
「ヴォクシー&ノア」は、トヨタの売れ筋ミニバン。標準ボディは5ナンバーサイズに収まり、背が高くスライドドアも装着する。運転がしやすい大きさで、車内が広く、乗降性も優れていることから歴代モデルともに人気を高めてきた。
ライバル車としては日産「セレナ」とホンダ「ステップワゴン」があり、2014年1月に登場した新型は、ライバル車を研究して旧型の欠点潰しを行った。旧型の登場は2007年の6月なので、6年半ぶりの一新となる。それだけにプラットフォームの主要部分も刷新され、トヨタ「プリウス」と共通のハイブリッドシステムも設定した。
ボディスタイル&サイズ
新型のボディサイズは、標準ボディで見ると全長が4695mm、全幅が1695mm、全高が1825mmになる。旧型に比べると100mm長く、全幅は等しく、全高は低床設計によって25mm低くなった。全長の拡大が大きな違いで、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)も25mm拡大されている。
外観の特徴は、サイドウインドウの下端を最大で約60mm下げたこと。側方の視界が向上し、内装ではインパネの上端も下げたために前方も見やすくなった。
デザイン面では、フロントマスクがヴォクシー&ノアともに鋭角的になっている。ボディ全体の存在感が強まった。
新型の進化度数:5点/10点 (順当に進化した)
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