トヨタ ヴィッツ 新型車徹底解説(2/6)
- 筆者:
ホイールベースを延長し全幅も5ナンバぎりぎりまで拡大
今回の2代目ヴィッツは全幅を1695mmと5ナンバーぎりぎりまでサイズアップしてきた。また、ホイールベースも90mmの延長、ボディ全長は110mmの延長を受けた。
ボディ延長のほうがホイールベース延長に比べて20mm長く、これはオーバーハングの拡大につながる。しかし単純にオーバーハングを拡大したわけではなく、フロントは逆に10mmの短縮が行われた。つまり、リヤのオーバーハングのみ30mmの延長を受けている。全幅は先代モデルに比べるとじつに35mmもの拡大。これにともないトレッドは30mmの拡大を受けた(標準的な165/70R14タイヤ装着時)。
初代ヴィッツも曲面を多用したボディデザインを採用していたが、どちらかといえば機能重視のものだった。しかし2代目はくっきりとしたプレスラインを入れるなど、グッと高級感の増したものへと変わっている。最近のクルマ造りの傾向としてドアハンドルをグリップタイプに変更することが多いが、ヴィッツもこの例に漏れることなく、ドアハンドルをグリップ化している。
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