金子浩久・小沢コージの2009下半期 ベスト・バイ・カー 総論トーク 国産車編(2/2)

金子浩久・小沢コージの2009下半期 ベスト・バイ・カー 総論トーク 国産車編
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エロさは今後のキーワードに?

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小沢というわけで本題、下半期の新車ですが、まず国産車のデザインで言えば…共にフーガ!これは気が合いましたね。あのエロデザインは良かった。っていうか相当エグくてイイ。

金子己を主張してるよ。俺はこう思うよと言う意見が明確にある。ここにきてクラウンに対する明確なカウンターパンチになってる。

小沢「変」って言う人もいますけど、だからこそいいと思う。俺自身、「変」な部類に入るし(笑)。

金子特に3.7リッターの「タイプS」はいいよね。絶対にクラウンじゃできないスポーティなハンドリングで、クラウンが“こしあん”だとしたら、フーガは“粒あん”ぐらいの差がある。

小沢なんすかその比喩。俺は“あんこ”と“クリーム”ぐらい違うと思いますけど。

金子どっちでもいいじゃん。ただ、オーナーの半分以上が50歳以上ってのがツライ(笑)。

小沢フーガは下半期のベストハンドリングにもトータルベストにも入ってる。

金子デザインはZロードスターも良かったけど、派生バージョンだから俺は外した。

小沢俺はハンドリングに入れちゃいましたけど。なんせオープンなのに簡単に片手運転ドリフトできちゃうんで(笑)。

金子デザインでいうとステップワゴンはよく分からないけど、ミラココアはクルマのファストファッションだって気がしたな。「アバクロ」とか「H&M」の手軽でイケてる感がある。

小沢そうなんでしょうね。個人的にはスズキ・ラパンの方がオシャレだと思うけど、あれは逆にトンガリ過ぎてて売れなかった。

金子で、ハンドリングには意外にもマークXが入ってる!

小沢えっ、そうですか?全然意外じゃない。というか俺、マークXは今年ベスト国産に入れてもいいくらいだと思ってます。ハンドリングもかなり良くって、俺が上半期で評価したクラウンにも似た、しみじみしたFRの味があった。

金子そうかぁ。俺はマークXは全然評価しないけどね。アレには月2万台以上売れた時代のマークⅡの幻想がある。なんていうか“形式”で物を作ってるんだよ。作る理由が全部“言い訳”なの。「お客さんがこう言ってるから」とか「リクエストで」とか、全部人のせいにして、全然自分で考えてないし、全然責任とってない。

小沢そうですかねぇ。マークXこそ時代の要求に応えてると思いましたけど。結局、ある程度のクルマファンは、伝統的なFRセダンの味が欲しくて、安くて見栄えの効くクルマが欲しかったんですよ。

まさに熟成のマークⅡであり、手軽なBMW3シリーズでベンツCクラス。新型マークXはそういう領域にも達してると思いましたけど。しかも輸入車の半額で。それから佐藤浩市の「オトコの真ん中でいたいじゃないか」の続編CM。これまた日本のサラリーマンの屈折した願望っていうか、悲哀が良く出てる。アレこそは子供店長に次ぐ名作!

金子コージ、それ全然わかってないよ。あれはさ、結局、コストダウンとか言ってるけど、そうじゃなくって“絞りかす”なんだよ。酒でいうとグラッパであり、マールなんだよね。それを“熟成”という言葉で誤魔化してるだけ!

小沢…なんとなくわかってきましたよ。金子さんの言いたいこと。要するにあれは、本当にお客の事を考え、未来の自動車像を考えたっていうより、昔のマーク Ⅱの幻想が捨てきれない人に与えた、クラウンやレクサスGSで使い尽くしたシャシーで作った残り香みたいなクルマってことですね。

金子そうよ。あれに乗ってもクルマの未来は見えてこないし、ヘタすると旧型に乗り続けてもいいくらいのところがある。そう言う意味では全然評価できない。だったら俺がトータルで評価したスカイライン・クロスオーバーの方がよっぽど新しいし、よっぽどカッコいい。ハンドリングだって、松田さんとか竹岡圭ちゃんが評価してるじゃない。

小沢まあ、考え方の違いですが、この新型マークXの先行きのなさこそが時代だなぁと俺は思いましたけどね。ホント、今ってどこにも行き場がないじゃないですか。エコカーもやだし、スポーツカーも乗れない。だったら安くて味のいい昔ながらの“オヤジセダン”。日本の現状をこれ以上表してるクルマもないような。

金子だからダメなんじゃん!やっぱ人間、夢は持たないと。今どき新車買うんならハードがそこそこ良くできたクルマなんて意味ないよ。買うと同時にハートも温かくならないと!

小沢物凄く熱くてカッコいいセリフですけど、ベストハンドリングのインプレッサSPECーCってなんですか。ほとんど限定の、ほとんどグループA車両の様なクルマじゃないですか。価値観狭すぎ!これ、ウケ狙いでしょう(笑)

金子それを言ったらコージのエクシーガSTIってなんだよ。これこそウケ狙いで狭いじゃない。そもそもン100台の限定だろ!

小沢正解(笑)。これは正直、ウケ狙いでしたね。でも、カッコはともかく確実に昔のスバルの走りと質の良さが再現されてましたし、スバル応援の意味もあったんで。ま、普通だったら、マークXかSAIかな。どちらも実利と現代性がほどよく調和していい出来映え。

金子ダメよどっちも。夢がない。あまりに目指してる物がリアル過ぎる。だったらプリウスの方がよっぽどいい。

小沢夢がないのが今の夢なんですよ!!

金子全然、わかんないけどねそれ(苦笑)。

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小沢 コージ
筆者小沢 コージ

横浜市出身。バラエティ自動車ジャーナリスト。自動車メーカー、「NAVI」編集部員を経てフリーに。現在、雑誌やネットに多数連載。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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