初期型オーナーが思わず嘆く進化ぶり! メルセデス・ベンツ Aクラス マイチェンモデル 試乗レポート(3/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正・島村栄二
右足にリニアな反応を示す、絶妙な加速感覚とシフトタイミングは感動的
アクセルペダルに足を置いた瞬間から、踏力に反応してきっちりと速度が生まれていく感覚はちょっと感動的だ。まるで2リッターエンジンを搭載する上級モデル「A250」に乗っているかのようなトルクの厚みを感じる走り出しである。
シフトタイミングも最適化されていて、引っ張りすぎず駆け上がりすぎず、絶妙なポイントでトントン、とギアを滑らかに選択していくので、加速も減速もシームレス。なんというか、かゆいところに手が届く滑り出し感なのだ。むう、憎たらしい。
「ダイナミックセレクト」と呼ばれるドライブモード選択も幅が広がった。エンジン、トランスミッション、ステアリングの特性を変化させるモードは「エコ」「コンフォート」「スポーツ」、そしてユーザーが自分の好みでこれらを設定できる「インディビデュアル」の4つ。たとえエコモードを選んでいても、前期のようなスカスカした感じは微塵もない。とにかく踏んだら即トルク、即加速。この「踏み代に対しての加速幅」が意に沿う形でかなり気持ちよくなっている。
[マイナーチェンジで乗り心地も進化・・・次ページへ続く]
この記事にコメントする