試乗レポート

マツダ 4代目ロードスター(ND型) イラストインプレッション／遠藤イヅル(2/3)

公開日:2014/09/11 12:35 最終更新日:2014/09/11 12:35

筆者：遠藤イヅル
カメラマン：オートックワン編集部　イラスト：遠藤イヅル

MAZDA ROADSTER(マツダロードスター)[4代目・ND型] イラストレポート(インプレッション)／遠藤イヅル　1

MAZDA ROADSTER(マツダロードスター)[4代目・ND型] イラストレポート(インプレッション)／遠藤イヅル　2

MAZDA ROADSTER(マツダロードスター)[4代目・ND型] イラストレポート(インプレッション)／遠藤イヅル　3

[マツダロードスター THANKS DAY in JAPAN(2014/09/04)]

”ロードスター”らしいプロポーションを得た4代目

その大きな変化とは、プロポーション。

初代(NA)型から3代目(NC型)までは、フラットなボディや車体の中心に集められたキャビンなどは引き継がれていました。でもND型では、フロントオーバーハングがさらに短くなり、ノーズもぐんと伸びた「古典的なロードスター(この場合マツダロードスターという意味ではなく、類型としての“ロードスター”)」のプロポーションを得ていたのです。

高い峰を持ったフロントフェンダーからリアタイヤの手前まで緩やかにラインが下り、リアタイヤ近辺で再び力強く隆起するフォルムはいかにも「後輪が地面を蹴るのだ！」というイメージを与えてくれます。

デザインの全体的な処理は、アテンザやアクセラのような比較的線の多いフェンダーラインなどは採用されず、極めてシンプル。

ヘッドランプはNB以降と同じく固定式で、今回かなり目つきの細い印象になりましたが、でも決して怒っていたりも睨んでもおらず、むしろ実は優しい顔をしているのも、ロードスターの伝統かもしれません。インテリアも好感が持てます。上質感とシンプルさ、若々しさを高い次元でMIX出来ていると思います。古典的スポーツカーのようなタイトさも魅力的です。マツダ・デザイン、ほんとうに素晴らしい仕事をしています！

何処から見てもこれは「マツダロードスター」以外のナニモノでもない

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筆者遠藤イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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