ロータス エヴォーラS SR 試乗レポート／松田秀士(3/3)
- 筆者： 松田 秀士
- カメラマン：オートックワン編集部
誰にでも優しい、大人のスポーツが楽しめるモデル
ところで、エヴォーラの走りを安全にサポートしているのがトラクションとスタビリティをコントロールするDPM（ダイナミック パフォーマンス マネージメントシステム）だ。オン・スポーツ・オフの3種類のモード切り替えが可能。それぞれシチュエーションによって使い分けるとドライビングの世界も広がる。
以上のように、エヴォーラは運転もしやすく誰にでも優しい、大人のスポーツが楽しめるモデルだ。
今回試乗したエヴォーラS SRは、ほとんどのオプションが装備されていて、素のモデルからオプションで装備するよりも80～110万円安い価格設定となっている。クルマとしての造り込みができているモデルなのでフルオプションで自分だけの世界に浸りたいものだ。
いい遅れたが、後席に大人は長時間乗れない。天井に頭がつくので首がおかしくなるだろう。ここはバッグやジャケットなどのための贅沢な荷室と考えれば良い。そんな大人のための「エヴォーラ」。改めてスポーツカーの楽しさを満喫できた試乗会だった。次回は是非、サーキットでも改めてその実力を試してみたいものだ。
ロータス エヴォーラS SR 主要諸元
全長x全幅x全高：4380x1850x1230mm／ホイールベース：2575mm／車両重量：1460kg／乗車定員：4名／駆動方式：MR（ミッドシップエンジン・リアドライブ）／エンジン種類：DOHC6気筒VVT-i + スーパーチャージャー／総排気量：3456cc／最高出力：350ps(257.5kw)/7000rpm／最大トルク：400Nm(40.8kg/m)/4500rpm／トランスミッション：AT／タイヤサイズ：前225/40 ZR18 後255/35 ZR19／車両本体価格：10,625,000円[消費税5%込み]
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間＆ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする