日産 JUKE NISMO(ジュークニスモ)試乗レポート/斎藤聡(1/2)
- 筆者: 斎藤 聡
- カメラマン:オートックワン編集部
新生NISMO第一弾、「ジュークNISMO」がついに発売!
「JUKE NISMO」が登場した。1.6リッターのターボモデルをベースに、日産のモータースポーツシーンを担ってきたNISMOのノウハウをつぎ込んでファインチューンを施したのがJUKE NISMOだ。
これまで“NISMO”というとレースのイメージが強く、また、かつてNISMOバージョンとして発売された車マニア向けな、あるいは硬派な味付けがなされていた。
そんなNISMOが先ごろ社屋を横浜へと移転し、これを機に体制を整えて再スタートを切った。もちろん日産のレース部門という貌はそのままに、レースで得たノウハウと技術をバックボーンにして、市販車に更なるワクワクをプラスするブランドとして世界に向けてデビューするのだという。
そんな新生NISMOの第一弾が今回紹介するJUKE NISMOというわけなのだ。
JUKE NISMOのエクステリアには、カーボンパーツをふんだんにあしらったエアロパーツが装着され、インテリアもスエードを使ったステアリングや、専用のアルカンターラ調バケットシートを装備。
そしてエンジンは、出力を10馬力/10Nmアップして200馬力/250Nmへと向上。パワーアップに合わせて足回りにもファインチューンを施し、タイヤも215/55R17から225/45R18へとインチ&サイズアップしている。
資料を見る限り、従来のNISMOバージョンとあまり変わったようには見えないなぁと思いながら、ふと実車のタイヤに目をやると、装着しているのがコンチネンタルのコンチ・スポーツコンタクト5というタイヤだった。
NISMOといえばブリヂストンとのつながりが深く、輸入タイヤメーカーならミシュランとの関係が深い。にもかかわらず、あえてコンチネンタルを履いているのを見て「おや?」と思った。
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