ハイエッジ、ハイブリッド車・電気自動車バッテリー市場の調査結果を発表
ハイエッジは、ハイブリッド車・電気自動車で使用されるバッテリーに関する市場調査と市場成長シミュレーションを実施し、245モデルのハイブリッド車、電気自動車を調査することで、ハイブリッド車・電気自動車用バッテリー市場の現状把握と今後の市場展望を行い、マーケットレポートを発刊した。
調査概要は、以下の通り。
■ハイブリッド車/電気自動車用バッテリー市場、2009年は3624.7億円
ハイブリッド車、電気自動車で使用される バッテリー市場は、2009年に3624.7億円規模に達するとみられる。このうち、電気自動車での採用が実現しているリチウムイオンバッテリーが全体の73.2%を占めると見込まれる。
■バッテリー総容量は2009年1.79GWh、総セル数量は1億6,915万セル
ハイブリッド車、電気自動車用バッテリーの総容量規模は、2009年では1.79GWhとなることが見込まれる。バッテリー総容量は今後ハイブリッド車、電気自動車への大容量バッテリー搭載により急激に拡大。とくに電気自動車は大容量のバッテリーを搭載するため、電気自動車の生産規模拡大によりバッテリー生産規模は急激な増加となる。
■2009年のハイブリッド車88.1万台、電気自動車3万台
2009年のハイブリッド車マーケットは、トヨタ、ホンダの新モデル販売が好調に推移するととともに、ダイムラー、ヒュンダイによるリチウムイオン搭載ハイブリッドの発売で前年比22.4%の伸びとなる88.1万台の規模が見込まれる。また、電気自動車では三菱自動車のi-MiEVや富士重工業のプラグインステラのなどで、市場規模は3万台とみられる。
■HEV/EVバッテリー市場、2015年は1兆8,840億円、2020年は3兆1,071億円
ハイブリッド車、電気自動車用バッテリー市場は、総容量規模では2015年37.8GWh、2020年に105.7GWhに達し、総セル数は2015年に12.3億セル、2020年には26.8億セルとなることが予測される。また2020年のHEV/EVは1,150万台規模に達すると見込まれる。
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