フォルクスワーゲン、新型ゴルフGTI販売開始
フォルクスワーゲンは、ゴルフのスポーティモデルである新型ゴルフGTIを、9月5日より全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーにて発売を開始する。価格は366.0万円の設定となる。(税込)
新型ゴルフ GTIは、静粛性、環境性能などが高く評価されている6世代目のゴルフをベースに、GTIに相応しいチューニングを施し、先代を上回るパワーと低燃費を実現するモデルに進化した。
GTIのダイナミックな走りを支えるパワートレーンは、211馬力を発生する新世代の2リッター TSIエンジンと、革新的なデュアルクラッチトランスミッションであるDSGを組み合わせています。これにより、先代より11馬力パワーアップしながらも燃費は約3%向上。動力性能と環境性能をさらに高次元で両立。また、GTI専用にチューニングされたシャシーには、フォルクスワーゲン初採用となる電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”や、ゴルフ初搭載のアダプティブシャシーコントロール“DCC”(オプション)などの最新テクノロジーを採用。エクステリアでは、伝統のハニカムグリルに施された上下の赤いラインや、新型ゴルフ初搭載となるバイキセノンヘッドライト、専用の縦型フォグランプなどがGTIに力強さを与えています。さらに、専用ステアリングホイールや、専用スポーツシートなど、インテリアにもスポーティモデルらしいGTI専用アイテムを数多く取り入れている。
【新型ゴルフGTIの主な特徴】
■GTIらしいパワフルな走りを実現する高出力/低燃費が特徴のパワートレーン
新型ゴルフGTIに搭載されるのは、高性能と経済性が特徴的な新世代の直噴ターボエンジンである2.0L TSIエンジン。新設計となるこのエンジンは、コンパクトな構造とすることで、摩擦ロスを減らし燃費向上を図るとともに、メンテナンス性の向上も実現。さらに、欧州の排ガス基準ユーロ5に適合。最高出力は155kW(211PS)/5,300-6,200rpmで、先代GTIより11馬力向上。最大トルク280Nm(28.6kgm)は1,700rpmという低回転から発生する。トランスミッションは、燃費向上にも大きく貢献する湿式6速DSGを搭載することで10・15モード燃費は13.0km/Lと、歴代GTIで一番の低燃費を実現、2010年燃費基準を達成している。
■新技術を採用したGTI専用シャシーがダイナミックな走りを可能に
GTI専用にチューニングされたスポーツサスペンションは、フロント22mm、リヤ15mmローダウンし、スプリングやダンパー、リヤスタビライザーが最適化されている。さらに、新型GTIには“XDS”と“DCC”という2つの新技術が採用されている。
1)電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”:
フォルクスワーゲンとして初採用となるXDSは、ESPと一体となっているEDS(エレクトロニック・ディファレンシャルロック・システム)の拡張機能である。EDSが主に低ミュー路での発進、加速時に空転した駆動輪のブレーキ圧を高めることでトラクションを確保し、走行安定性を高める機能であるのに対し、XDSは中高速域のコーナリング時に作動する。コーナリング時に内側の駆動輪の荷重が不足するとXDSが作動し、その車輪のブレーキ圧を5~15bar高めて空転を防止。それによりトラクションが確保されアンダーステアを軽減する。
2)アダプティブシャシーコントロール“DCC”(18インチアルミホイールとのセットオプション):
従来パサートなどの上級グレードでのみ採用されていたDCCがゴルフに初搭載。DCCは、「ノーマル」「スポーツ」「コンフォート」の3つのモードを選択でき、その選択したモードに加え、路面状況や走行状態を総合的に判断し、ダンパーの減衰力や電動パワーステアリングの特性を調整する機能である。DCCは18インチアルミホイールとのセットオプションとして提供され、これにより18インチタイヤでも路面状況に合わせたより快適なドライビングが可能となった。
■“GTI”のパフォーマンスを引き立てる専用のエクステリア
新型ゴルフGTIには、GTIらしさを強調する数々の専用装備が施されている。ラジエーターグリルにはハニカムデザインが採用され、その上下に伝統の赤いラインを配し“GTI”であることを主張。さらに専用バンパー中央部に組み込まれた大型のハニカムデザインのエアインレットや、両端に配された専用デザインの縦型フォグランプなどが、スポーティかつダイナミックなGTIを象徴している。また、GTIには新設計のダイナミックコーナリングライト付きバイキセノンヘッドライトが標準装備。このバイキセノンヘッドライトには、走行速度に応じて光軸を調整し、配光パターンを自動調整する機能が採用されており、様々な速度域で常に最適な照射範囲を確保。夜間の安全走行をサポートする。
■スポーティさとダイナミックさを演出する数々の専用インテリア
GTI専用のトップスポーツシートには、初代GTIを彷彿させる赤と白のラインが織り成すチェックのファブリックパターンが採用され、アルミのGTIロゴプレート付専用レザー3本スポークマルチファンクションステアリングホイール、レザーシフトノブ、レザーハンドブレーキグリップには、クロームのアクセントに加えて赤いステッチが施されている。さらに、アルミ調ペダルクラスターや、ブラックルーフライナーなどを採用することで通常のゴルフとの差別化を図り、インテリアでもスポーティさを表現。メーカーオプションとしては、レザーシート(運転席パワーシート)、電動ガラススライディングルーフの他、RNS 510(HDDナビゲーションシステム/地デジTV受信)とリヤビューカメラ“Rear Assist”のセットオプションを設定している。
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