日産、セレナ・エクストレイルなど72万台をリコール
日産自動車株式会社は、セレナ・エクストレイルなど12車種・727,012台のリコールを国土交通省へ届け出た。
リコール内容は、バックドアのガス封入式ステーにおいて外筒のエンドキャップ部の塗装が不適切なために早期に腐食するものがあり、そのままの状態で使用を続けると腐食が進行、封入されたガスにより外筒が破損して当該ステーが車体の外に飛び出し、路上に落下して交通の妨げになるおそれがあるというもの。
また、バックドアを開く際に当該ステーが破損すると、周囲の人が負傷するおそれがある。
改善措置としては、全車両、当該ガス封入式ステーを対策品と交換する。尚、交換部品の準備に時間を要することから暫定措置として、当該ステーを点検、腐食による板厚低下が認められる場合は対策品と交換。板厚低下が認められない場合は、後日対策品と交換する。
対象車種は、日産が「セレナ」「エクストレイル」「NV200バネット」「ウイングロード」「AD」「AD EXPERT」「e-NV200」。また、OEM車の「スズキ ランディ」「マツダ ファミリア バン」「三菱 デリカバン」「三菱 デリカ D:3」「三菱 ランサー カーゴ」も対象となっている。
メーカー毎の対象車種数は、日産が703,928台、スズキが7,923台、マツダが7,873台、三菱が7,288台で、最もリコールの多い車種は日産 セレナの427,894台。
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