三菱 RVR 実燃費レビュー【一般道編】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
親しみやすいキャラクターとして復活した「RVR」
その名も懐かしい「RVR」が復活した。RVRと言えば、1991年にデビューした三菱のミニバンだ。同社のデリカよりも短い、2列シートのユニークなサイズ感が特徴だった。
RVRと聞くと、友人のことを思い出す。彼は、追加発表されたRVRコンバーチブルを購入し、電動でスライドする前席ルーフを開けて走って、子供に喜ばれていた。
その後、RVRは惜しまれつつもシリーズを継承し続けることができず、姿と名前を消していた。そのRVRの名前が復活したのだ。
対面したRVRは、もうミニバンではなかった。SUVというか、最近流行りのクロスオーバーというか、ちょっと背の高い2ボックス型のテールゲート付き4ドア。ボディの大きさや狙いとするところは、日産デュアリスに近いものがある。
鮮やかな黄緑色は「カワセミブルーメタリック」と呼ぶそうだ。こんなに鮮やかではなかったけれど、たしか旧型RVRにも黄緑色のボディカラーがあった。
ドアを開けてシートに腰掛ける。着座位置がSUVのように高過ぎず、セダンのように低過ぎない。少し高めだから、道路に出て走り始めると、見通しが効く。
シートそのものも、サイズがたっぷりとしていて掛け心地は上々。ハンドルを握った運転姿勢にも、どこも不自然なところがなく走りやすい。
ドアパネルやサイドガラスなどが過度に丸められていないから、車両感覚もつかみやすい。これなら、どんな人が乗っても、すぐに運転に慣れるだろう。
新しいRVRは親しみやすいキャラクターを持っている。
この記事にコメントする