日産 エクストレイル 20GT 500km実燃費レビュー【総評編】(2/2)
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- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
20GTのディーゼルが持つ独特の特性を楽しみたいところ
よく、ディーゼルに関して「元が取れるか?」という議論がなされる。燃費の良さで価格差を回収できるかどうかという問題意識だ。
今回、エクストレイル20GTで500km走ってみて、僕はそれだけでこのクルマを判断するのはもったいないと考えた。
価格差の回収も大切なことだが、さらに一歩踏み込んで、ディーゼルが持つ特性を積極的に楽しみたい。
低回転域からの太いトルクや、高回転域まで回さなくても力強い加速をするエンジン特性は、ディーゼル独特のものだ。高回転域まで回るガソリンエンジンを搭載したクルマを運転すると、ついつい運転そのものを楽しんでしまう。
それに対して、それほど回さなくてもガソリンと同じかそれ以上の仕事をこなしてしまうディーゼルは、クルマ好きにとって禁欲的とも呼べるものだ。
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