日産 エクストレイル 20GT 500km実燃費レビュー【総評編】(2/2)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:オートックワン編集部
日産 エクストレイル 20GT 500km実燃費レビュー【総評編】
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20GTのディーゼルが持つ独特の特性を楽しみたいところ

日産 エクストレイル 20GT(クリーンディーゼル)

よく、ディーゼルに関して「元が取れるか?」という議論がなされる。燃費の良さで価格差を回収できるかどうかという問題意識だ。

今回、エクストレイル20GTで500km走ってみて、僕はそれだけでこのクルマを判断するのはもったいないと考えた。

価格差の回収も大切なことだが、さらに一歩踏み込んで、ディーゼルが持つ特性を積極的に楽しみたい。

低回転域からの太いトルクや、高回転域まで回さなくても力強い加速をするエンジン特性は、ディーゼル独特のものだ。高回転域まで回るガソリンエンジンを搭載したクルマを運転すると、ついつい運転そのものを楽しんでしまう。

それに対して、それほど回さなくてもガソリンと同じかそれ以上の仕事をこなしてしまうディーゼルは、クルマ好きにとって禁欲的とも呼べるものだ。

日産 エクストレイル 20GT(クリーンディーゼル)

一定のスピードで淡々と走り続けながら、これから向かう遠くの山やフィールド、海や川などに思いを馳せたい。クルマが好きで、クルマを運転しているのだけれども、運転そのものはあくまでも“二番手以降”に止めておきたい。

「楽しみ」ではなく、「手立て」や「道具」。それが、ディーゼルの存在理由だと思う。

だから、自分なりにクルマを使いこなす人でなければ、エクストレイル20GTの価値を十分に享受することは難しいかもしれない。

大勢でたくさんの荷物を載せて、長距離を頻繁に移動するような人にとっては、経済的で力強い味方となってくれるクルマがエクストレイル20GTだ。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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