トヨタ マークX 500km実燃費レビュー【vol.3 200-300km】(1/2)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:オートックワン編集部
トヨタ マークX 500km実燃費レビュー【vol.3 200-300km】
トヨタ マークX トヨタ マークX トヨタ マークX トヨタ マークX トヨタ マークX トヨタ マークXを運転する金子氏 トヨタ マークX 200-300km区間燃費は「11.3km/L」でした。 城が崎海岸 城が崎海岸 城が崎海岸 画像ギャラリーはこちら

ホールド性が足りないマークXのシート

トヨタ マークX

伊豆半島の東側の海沿いを、ひたすら南下していく。

網代を出て、伊東、城ヶ崎を経て、熱川、稲取と進む。途中、伊東を出て、一碧湖の前後で、135号は少し内陸側を通る。アップダウンを伴った山道が続く。

ここで、マークXは、今までと違った様子を見せ始めた。右に左に続くカーブを進んでいくと、シートのサポートが乏しく、こちらの身体をまったく支えてくれないことがわかった。

本来ならば、座面が尻から太腿、膝裏に掛けてを受け止め、同時に背面は背中から肩を支えてくれなければならない。究極のシートはレーシングカーのそれだが、それでは乗り降りやリラックスできなくなってしまう。

トヨタ マークX

優れた乗用車のシートは、ホールド性と実用性を高い次元でバランスさせて設計されるものだが、マークXのシートにはホールド性が足りない。山道のように、クルマが右に左に、上に下にと動きながら走るところでは明らかに役不足なのだ。

クルマがどう動いても、身体はシートの中に収まって動かないように固定されていなければならない。しかし、マークXではそれがなされていないから、身体が振り回されてしまう。

振り回されないようにと、ドライバーは自分で自分の身体を支えなければならず、できることといったら肩と腕を緊張させてハンドルにしがみつくしか方法がない。これは、運転しにくい上に、とても疲れる。

シートの形状が平板な上に、中に詰め込まれているクッション材が貧弱だから、腰掛けて体重が掛かった分だけ沈み込んでしまう。

反発する力が弱いから、太腿と尻が運転を続けていくうちにシートフレームの間に落ち込んでいってしまうのだ。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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