トヨタ クラウンアスリート (ハイブリッド 2.5G)燃費レポート(1/4)
- 筆者: 永田 恵一
新型クラウンでは、パワートレインも挑戦的だ。
現行で主力となったハイブリッドモデルは「クラウンと言えば6気筒」というイメージを覆し、2.5リッター4気筒エンジンを搭載。
このエンジンはカムリのエンジンと同系統のものではあるが、直噴化されている上に通常のポート噴射用のインジェクターも備えるD4-Sとなっている。モーターと組み合わされることも考慮しエンジンパワーは重要視しないトヨタの4気筒ハイブリッド車用エンジンながら、178馬力とエンジンのみで2.5リッター級エンジンの水準レベルの最高出力を誇る。
さらに駆動用と発電用のモーターが組み合わされ、実質的な最高出力となるシステム出力は3リッター級の「220馬力」を発生。JC08モード燃費も「23.2km/L」と、このクラスのクルマとしては望外といえるほどの数値だ。
クルマの土台となるプラットフォームは、2世代前のゼロクラウン、先代クラウン、現行クラウンと3世代に渡って引き継がれたプラットフォームを採用。
グレード展開はスポーティな「アスリート」と伝統的なクラウンらしい「ロイヤル」に分かれ、それぞれハイブリッドとガソリン車をラインナップ。
パワートレインは、メインとなるハイブリッドはアスリート、ロイヤル共に「2.5リッター直4」+「6速AT」が組み合わされ、ガソリンモデルは、アスリートが「3.5リッターV6」+「8速AT」と「2.5リッターV6」+「6速AT」の2種類を、ロイヤルは「2.5リッターV6」+「6速AT」のみが設定されている。
今回の燃費テストでは、アスリートハイブリッドの最上級グレードとなるアスリートG(543万円)を使用した。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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