トヨタ クラウンアスリート (ハイブリッド 2.5G)燃費レポート(2/4)
- 筆者: 永田 恵一
トヨタ クラウンアスリート (ハイブリッド 2.5G)燃費レポート【高速道路編】
クラウンハイブリッドの走行フィールは、あの現行型プリウスとほとんど同じだ。
具体的に表現すると、発進はモーターのみでスムースに動き出し、20km/hくらいになるとエンジンも加わるがその音は僅かに聞こえるだけで、クルマが最適にエンジンとモーターを使い分けてくれる。追い越し加速などでアクセルを深く踏んだ際には、レスポンスよくパワーを引き出せるといったところ。
1.8リッターのプリウスに対して、クラウンハイブリッドの場合は2.5リッターエンジンを積んでいることもあり、太いエンジン音がするので「音の図太いプリウス」と言えば分かりやすいだろうか。
4気筒エンジン搭載による「ネガ」は見られず
クラウンハイブリッドで気になるポイントの1つである「4気筒エンジンを積むネガはないのか?」ということに関しては、「まったくない」と断言できる。
元々走行用大出力モーターを持つトヨタのハイブリッドはエンジンに依存する部分が少ないのに加え、クラウン自体の静粛性も優秀なため、6気筒に比べれば高級感という意味では見劣りする4気筒でも悪さは目に付きにくい。
高速道路の合流や追い抜き加速で動力性能を試してみても、2.5リッターV6以上の瞬発力が感じられ、トヨタが主張する「3リッター級のパワー」ということが大いに納得できた。
高速道路での燃費は「20.4km/L」と、このクラスのクルマとしては文句の付けようがない数値を記録した。
トヨタクラウンアスリートハイブリッド 高速道路の実燃費/20.4km/L
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