三菱 RVR ユーザー試乗レポート(2/8)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:島村栄二
RVRの記事を読んで以来、ずっと気になっています!(木下さん)
「ある雑誌を読んでいたとき、ある自動車ジャーナリストがRVRの試乗をして欲しいクルマだと語っていたのを目にして以来、すっかりRVRが気になっていた」というのは木下さん。
「ディーラーに試乗に行くと、セールスマンばかりに気をとられてしまって、落ち着いて試乗できないことがあります。その点、今回の試乗会は、いろいろと細かく自分のペースでチェックしながら試乗することができました。」とのこと。
藤島:木下さんは、現在はどんなクルマにお乗りなんですか?
木下さん:スズキのスイフトです。RVRはいつも乗っている車よりもアイポイントが高くて、見晴らしがいいですよね。ボディの下回りの見切りも気になりますが、アウトランダー譲りの大型サイドミラーの効果で、サイドの見切りは悪くない方だと思います。しかし、ミラーが大きいぶん、狭い道でのすれ違いで車幅の大きさを感じてしまう点が、少々心配ですね。
178万円から購入できるのは、まさにバリュープライス!
藤島:スイフトは欧州でも高い支持を受けているコンパクトカー。ハンドリングにも拘っているクルマですよね。そうしたクルマと比べて、RVRはいかがですか?
木下さん:普段から乗っているスイフトと比べても、RVRの操舵フィールは程よい手応えが得られていて、同等レベルの仕上がりだと思っています。1.8リッターエンジンのパワー感についても、環境や燃費を考えたら、4リッターとか5リッターという大排気量は必要だと思わないですし、実際に自分で購入することを考えたら、身の丈に合ったものが欲しいと思います。
藤島:インテリアや質感についてはいかがでしょうか?
木下さん:内装は全体的に質感が良く、安っぽさを感じさせませんね。1.8リッターでも十分な動力性能、質感のよさ、それに178万円から購入できるという価格帯を考えてみると、まさにバリュー・プライスといえる一台ではないでしょうか。
藤島知子の一口コメント
今回の取材でおもしろかったのが、1.8リッターエンジンのパワーを「スムーズに気持ちよく走れる」という人もいれば、「もっと排気量に余裕が欲しい」と受けとめるケースがみられたところ。
日常の足としての用途を期待する人の場合、エンジンが小排気量であることや、CVTがレスポンスを削ぐ要素として受けとめる人が少ないようです。
一方で、高速ドライブや通勤で利用する人のなかには、アクセルを踏み込んで、エンジン回転が上がったときのノイズが気になるといった意見や、さらにパワーを求める人も見受けられました。
●三菱RVRを試乗した方々の評価はコチラ→日本版コンシューマーレポート三菱RVR編
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