日本にない日本車を本格オフロードで試す!/三菱 パジェロスポーツ[タイ三菱] 試乗レポート(3/6)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:柳田由人
伝統のボディ・オン・フレーム構造を採用する本格派クロカン
先代モデルよりも乗用車ライクになった内外装ではあるものの、メカニズムは本格的である。
エンジンは新たに開発された2.4リッターの直列4気筒ディーゼルターボ「4N15」を搭載。15.5の低圧縮比やMIVEC、可変制御VGタービン、最大噴射圧力200MPaなどにより、182ps(133kW)/430Nm(43.9kgm)のパフォーマンスを実現。もちろん、最新のユニットらしく減速回生システムの採用や三菱車初採用となる8速AT採用なども相まって、先代比で約17%の燃費向上を実現。
車体は乗用車派生のモノコックではなく伝統的なボディ・オン・フレーム構造を採用。リーンフォース構造が見直された「高効率エネルギー吸収シャシーフレーム」と軽量化&高剛性化が図られた「衝突安全ボディRISE」の組み合わせ。サスペンションはオーソドックスな前・ダブルウィッシュボーン、リア・3リンクリジットだが、ジオメトリーや取り付け位置、各部品の構造や特性を再設計することで、オフロード走行に必要なストローク量を確保しながら、オンロードではロールを抑え、快適な乗り心地を両立させている。
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