日本にない日本車を本格オフロードで試す!/三菱 パジェロスポーツ[タイ三菱] 試乗レポート(6/6)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:柳田由人
圧巻! パリダカ覇者・増岡浩選手の豪快なデモ走行にシビレた!
試乗会の最後に増岡さんのデモ走行を見学したが、まるでランエボのようにヒラヒラとフラットダートを駆け抜け、崖のようなコースも軽々とこなし、最後に約1.5mのジャンプをしても全くへこたれないパジェロスポーツのポテンシャルの高さにビックリ。
「ノーマルでもここまで普通にできます。特にジャンプ後の着地姿勢の良さは三菱SUVの中で一番でしょうね。ノーマルでここまでできるクルマは世界でも数少ないと思います」
とは増岡さんの談。併せて動画もチェックして頂ければ一連の動きが分かるだろう。
増岡 浩選手の豪快な走りはこちらの動画でもチェック!
良いとこ取り! オン/オフの高度なバランスが美点
結論、オフロード性能は高いものの旧態化しているパジェロ、どちらかと言うとオンロード志向のアウトランダーと比べて、パジェロスポーツはオン/オフのバランスが非常にいいモデルである。
クロスオーバーSUVが当たり前のトレンドになっている今だからこそ、他のモデルにはない“個性”は大事な要素である。もちろん日本の使用用途では完全にオーバースペックなのは解っているが、スポーツカー同様に世界基準の性能を所有する…と言う喜びや安心感は間違いなく備えている。そう言う意味では、新型パジェロスポーツは三菱の「SUV DNA」が現在最も色濃く注入されたモデルと言ってもいいかもしれない。
だからこそ、海外専用車と言わずに日本で売ってもいいような気がするのだが…。
[レポート:山本シンヤ/Photo:柳田由人]
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三菱 パジェロスポーツ GT-Premium[タイ仕様] 主要諸元
全長x全幅x全高:4785x1815x1800mm/ホイールベース:2800mm/最低地上高:218mm/アプローチアングル:30°/ランプブレークオーバーアングル:23°/ディパーチャーアングル:24°/渡河性能:700mm/最小回転半径:5.6m/乗車定員:7名/駆動方式:スーパーセレクト4WD-II/エンジン種類:4N15型 直列4気筒 MIVEC ターボチャージャー付ディーゼルエンジン/最高出力:182ps(133kW)/3500rpm/最大トルク:43.9kgm(430N・m)/2500rpm/トランスミッション:8速オートマチックトランスミッション/タイヤサイズ:265/60R18/生産:ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)
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