2009年上半期ベスト・バイ・カー【輸入車】/小沢コージ
- 筆者:
- カメラマン:BMW Japan/オートックワン編集部/小宮岩男
トータルベストカー/ミニ コンバーチブル
本来、走りに居住性、質感、デザイン、ブランドイメージ、コストパフォーマンスを考えるとゴルフ、あるいは走りの性能を欲張ってBMW 335i DCTか。お値段高いけど。
だが、俺は敢えてミニコン。昔、旧型を俺自身持っていたが、大満足。
今でも欲しいと思う。それはスタイル&ブランドイメージの可愛さ、誰にでも愛されるキャラクター性もさることながら、走りが驚くほどいい。
ダイレクトさが多少減ったがハンドリングはスポーツカー並みだし、フルオープンの開放感も最高。
途中、タルガトップみたいに頭上だけ開くモードも便利で、時速120キロまで開閉可能。
この可愛らしさとリアシートの狭さに耐えられれば、コイツが一番総合的に楽しい!
ベストドライビングカー/アウディ R8 V10(5.2 FSIクワトロ)
アウディ R8は、地味目なスタイリングから「乗りやすさ」「従順さ」だけが強調されてしまうが、乗ってこれほど楽しいクルマもない。
とにかく、ステアリングフィールが素直でコントローラブル。
こんなに思い通りに曲がるクルマは、他にはスカイライン GT-Rぐらいしかないんじゃなかろうか。
コイツには富士スピードウェイで乗ったのだが、リアが滑り出すのがこんなに穏やかだと思わなかった。
要するに、レーシングカートの様にカラダの中心とボディ重心が重なってクイクイと曲がり、しかもクイック過ぎない。
良くできたミッドシップは本来乗りやすいのだ。
しかも、V10が搭載されて野性味も加わった。値段は高いが、他のライバルよりは安い。
ベストデザインカー/BMW Z4
全くの個人的趣味であるが、最近見るなり「欲しい!」「カッコいい!」と瞬時に思ったクルマはこれ以外ない。
とにかくハンパないエロさ。
叶姉妹にも似た、グロテスクと美しさのギリギリの境界線(もうちょっと上品か?)にあると思う。
まずは顔がエロい。
グリルはギリギリまでデカく、しかも立体的造形で、サルバトーレ・ダリのとろけた時計のように不気味に美しい。
全体のフォルムも、バストのような極端にデカく膨らんでいるノーズからリアにかけて、ぎゅっと女性のオシリのように締まっている。
これに全くそそられないクルマ好き男子はいないのでは?
しかも、これを作ったのは女性デザイナー。ヨーロッパ人、わかってんなぁ~。
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