まるでこたつ感覚!? 頭寒足熱で意外とぬくぬく、実は楽しい冬のオープンカーで遊ぼう! 150万円で買える爽快オープンカー オススメ車種3選

  • 筆者: 小鮒 康一
  • カメラマン:島村 栄二・茂呂 幸正・小林 岳夫・MOTA編集部・MINI・TOYOTA
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夏の海辺で爽快にドライブ! オープンカーと言えばそんなイメージを持たれる方も多いはず。ところが高温多湿な日本でそれをやったら… 実際、この日本でオープンカーを楽しむならこれからの季節、そう「冬こそオープンカーの好シーズン」なのです。そう提唱する自動車ライターの小鮒 康一氏が、オススメの3台をセレクト。しかもどれも150万円の予算で手に入れることも出来るのだとか。真冬に楽しむオープンカーのススメ、ご覧あれ!

目次[開く][閉じる]
  1. オープンカーと言えば夏!? 実際にやったら大変なことになります…
  2. レクサスの高級オープンカーをあえてトヨタブランドで選ぶ「トヨタ ソアラ」(4代目)[2001年~2005年]
  3. 着せ替えまで出来ちゃう変幻自在なオープンカー「ダイハツ コペン」(2代目)[2014年~]
  4. 圧倒的な解放感をカワイイルックスと共に楽しもう「ミニ コンバーチブル」(2代目)[2009年~2016年]

オープンカーと言えば夏!? 実際にやったら大変なことになります…

「オープンカーにピッタリな季節は?」という問いに対してなんと答えるかでオープンカー経験があるかどうかが判別できる、というのはいささか大げさかもしれないが、世間一般のイメージと実際に乗ってみてからではその答えに大きく違いがでてきてしまうのだ。

オープンカーというとルーフを開け放って走行風を受けながら疾走するというイメージが強く、キラキラと日差しが海面に反射する真夏の海沿いを疾走する、というシーンを想像する人が多いだろうし、実際にそういったイメージ映像を見る機会も多い。

しかし実際のところは、真夏の日差しを受けながら屋根を開けて走行すると熱中症待ったなしであり、走行中に受ける風もほぼ熱風というのが現実で、とてもじゃないが笑顔になることは難しいのである。

オープンカーの楽しさを味わうなら…実は冬が一番だった!

ではどの季節が楽しいかというと、それはズバリ冬である。

オープンカーの暖房は強力なものを搭載しているモデルが多く、暖房をつけつつ屋根を開けて走行すると、足元は暖かく頭が寒いという頭寒足熱状態となり、これが意外と癖になるのである。

車種によっては風の巻き込みによって頭だけでなく首や肩、手などが冷える場合もあるが、その辺りの防寒をしっかりすればそこはこたつか露天風呂かという状態で、真夏のオープン走行よりも数倍楽しく快適なドライブを楽しむことができるのだ。

と、ここまで読んでオープンカーに興味が出てきたアナタに、筆者が独断と偏見でピックアップする150万円で狙えるオススメオープンカーをご紹介しよう。

レクサスの高級オープンカーをあえてトヨタブランドで選ぶ「トヨタ ソアラ」(4代目)[2001年~2005年]

トヨタの高級パーソナルクーペとして1981年に初代モデルがデビューしたソアラ。その4代目モデルとして2001年に登場した同車は、それまでのクーペボディから電動ハードトップを持つクーペカブリオレへとキャラクターを一新した。

このモデルは歴代最大の排気量となる、セルシオにも搭載されていた4.3L V8エンジンを搭載し、先代までは一部グレードに設定されていたMTも廃止となり、よりラグジュアリー側に舵を切ったものとなっていた。

そもそもソアラは先代の3代目モデルから海外ではレクサスブランドで販売されており、この4代目モデルも日本でレクサスブランドが展開されることに伴って2005年8月からは世界共通のレクサスSCという名前となった。

そのためソアラ名義のモデルは実質的には前期型しか存在しないことになるが、だからこそ総額150万円の予算で狙うことができるモデルになっているとも言える。

後期型はレクサスブランドに移行したことで内外装の仕立てがレクサス基準になり、新色も追加され、ATも5速から6速へと多段化がなされているが、見た目はほとんど変わっておらず、手ごろな価格で狙えるというメリットがある。

レクサスSCも総額150万円で狙える物がないわけではないが、総じて走行距離が10万キロを超えており、同額で走行距離5万~7万キロ台のものも狙うことができるソアラの方が買い得感が強いのだ。

着せ替えまで出来ちゃう変幻自在なオープンカー「ダイハツ コペン」(2代目)[2014年~]

軽自動車でありながら電動ハードトップを備えるなど、クラスを超えた装備と質感で人気のコペン。現行型となる2代目モデルは2014年に登場と、すでに7年が経過して手ごろな価格の中古車も見つかるようになってきた。

3気筒ターボエンジンを搭載し、前輪を駆動させるというパワートレインは共通であるものの、「ローブ」、「エクスプレイ」、「セロ」という3つの個性を持ったエクステリアがそれぞれ用意される点も特徴的で、ローブとセロは「ドレスフォーメーション」という着せ替えシステムで、それぞれの外装にチェンジすることができるという点も面白い。

もちろん中古車として購入した個体でもドレスフォーメーションは実施できるので、抑えられた購入価格との差額で見た目をチェンジするというのも、オープン走行とは違った楽しみのひとつと言えるだろう。

そんな2代目コペンの中古車は、最も安い部類のもので総額100万円を切るかどうかというところまで下がってきている。スポーティなイメージの強いコペンだけにMT車の方が高値となっているが、純粋にオープンドライブを楽しむのであれば、煩わしいシフト操作のないCVT車を狙うというのも大いにアリだろう。

圧倒的な解放感をカワイイルックスと共に楽しもう「ミニ コンバーチブル」(2代目)[2009年~2016年]

キュートなルックスが老若男女問わず人気となっているミニ。現在販売されているのは3代目モデル(BMWミニとなってから)となるが、キープコンセプトのルックスということで、旧型でも古臭く見えないという点も美点と言えるだろう。

そんなミニに設定されたコンバーチブルは電動で開閉できるソフトトップを持ったモデルで、走行中でも30km/h以下であれば動作可能となっている。また、コンバーチブルでありながら、ソフトトップはリアトランクの上にちょこんと乗るように折りたたまれるためリアシートのスペースをそこまで圧迫せず、他の4座オープンに比べるとそれなりに座ることができる点も見逃せない。

また、ソフトトップ部は完全なオープン状態のほか、キャンバストップのようにルーフ部分だけを開けるといった芸当もできるため、1台でさまざまな車型の再現をして楽しむことができるのだ。

グレードはクーパー、クーパーS、そしてジョンクーパーワークスが用意されるが、コンバーチブルのキャラクターを考えると最もマイルドなクーパーがピッタリ。

価格も総額100万円を切るものから見つけることができるが、ミニは新車時にかなりのバリエーションの中から自分好みの1台を作り上げることができるようになっているため、中古車で自分の感性にピッタリ合う1台を見つけるのが至難の業となるかもしれない。

とはいえ、防寒対策はお忘れなく…

今回は真冬のオープンドライブにオススメできる比較的手ごろな価格のオープンカーをご紹介したが、車種や座る座席位置によって冷えやすい部分が異なってくるため、真冬のオープンドライブをする際はどのあたりの防寒を重視するべきかを見極めてから実行していただきたい。

[筆者:小鮒 康一/撮影:島村 栄二・茂呂 幸正・小林 岳夫・MOTA編集部・MINI・TOYOTA]

ミニ/ミニコンバーチブル
ミニ ミニコンバーチブルカタログを見る
新車価格:
426万円568万円
中古価格:
35万円628.5万円

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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