BMW ミニクーパーS 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
未だ進化を続けるBMW「ミニ」
路上で見かけない日なんてないほど、「ミニ」は日本でもよく売れている。
実際、BMW傘下となって以来ずっと月販1,000台オーバーをほぼコンスタントにマークしていて、自動車販売の落ち込んだ2009年も、輸入車の車名別の年間販売台数において、単独車種ながら5位となる約1万1,000台を販売したほどだ。
これは世界的にもけっこう突出した数字らしく、ミニは日本のファンのハートをガッチリ鷲づかみにしているのだ。
そのミニは、2009年に生誕50周年を迎えたが、英国製の「クラシック Mini」が基本を大きく変えないまま40年超の長きにわたって生産され続けたのとは対照的に、BMW傘下となってからは加速度的に進化を繰り返している。
また、ご存知のとおりコンバーチブルやクラブマンも存在するし、海外ではすでに発売されているクロスオーバーのカントリーマンなど、バリエーションの拡大にも積極的だ。
そして、2010年3月にはエンジンの改良が行なわれた。
「ミニワン」は1.4リッターから1.6リッターに変更され、3psの出力向上とハッチバックのMT車で約19%の燃費改善を、クーパーではオイルポンプのマッピング変更、エンジン内部のフリクション低下などエンジンが最適化され、2psの出力向上と、10%~19%の燃費改善を実現した。
この記事にコメントする