メルセデス・ベンツ SLK 試乗レポート／日下部保雄(3/3)
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最終更新日:
- 筆者：
- カメラマン：メルセデス・ベンツ日本
あくまでも扱いやすさを重視 メルセデスセダンの延長線上という印象
走りは、ハンドリングスポーツカーらしく軽快で、ＢＭＷ Z4のようなダイレクトに訴えかけるような刺激は抑えられている。あくまでも使いやすくユッタリとドライブできるメルセデスセダンの延長線上としてのスポーツカー、という印象だ。
したがってドライビングに緊張感を要求することは殆どない。リラックスしてスポーツカーのテイストを楽しめる。だが、そうは言ってもスポーツカー。アクセルには忠実に反応し、あっと言う間に必要な速度域まで到達するし、ドライバーが要求すれば獰猛な激しい動きをさせることも出来る。
トランスミッションは7速ATの７Ｇ－ＴＯＲＯＮＩＣで、ややルーズなところもあるが、ワイドレンジにカバーしてくれて、変速のショックも少ないのでありがたい。
乗り心地はスポーツカーらしく硬めではあるが、シャキッ！としたもので、路面の凹凸ではバネ下がバタつくことがあるものの、基本的に快適だ。
さらにパノラミックルーフはスイッチ1つで透明度が変わり、熱線の透過率も大幅に遮られる。シェードは必要とせず、いつも開放的な空と一緒にドライブできるのは嬉しい。
最後に、ＳＬＫの美点は、なんといってもオープンでも風の巻き込みが最小で、エアカーテンと一緒に使うと、真冬でも快適なオープンエアドライブが楽しめることだ。
もう一度、オープンエアスポーツと過ごす日々を想像してみてはいかがだろうか。
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自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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