メルセデス・ベンツ SLK 試乗レポート/日下部保雄(2/3)
- 筆者:
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
トランクの底は二段階の深さに切り替えが可能 で、ゴルフバッグは?
エクステリアデザインは、メルセデストレンドに則った、大きなスリーポインテッドスターのグリルを中心に、左右に伸びた吊り目型のヘッドランプが備わる。
そしてサイドにはエアアウトレットが設けられ、リアエンドまで流れるような面で構成されている。リアエンドも横長にデザインされており、丸っぽかった従来モデルよりも伸びやかになった。個人的にはこれまでのSLKの中で最もスマートなデザインになったと感じる。
続いてインテリアに関して。まずメーターは2眼タイプを採用し、右に回転計、左に速度計となっており、その中間には各種のインフォメーションが表示される窓がある。
また小物置き場に困る2シーターだが、新型SLKはセンターコンソールに2本のペットボトルが置けるカップホールも備わっており、とても有難い。
試乗したのはSLK350。ノーマルではフロントに225/45R17、リアに245/40R17サイズのタイヤが装着されているが、試乗車輌では18インチのオプションサイズのタイヤを履く。
エンジンは、Cクラスに搭載されている3.5リッターの直噴V6エンジンを搭載。これですべてのSLKのエンジンは直噴化されたことになる。このエンジンは225kW/6500回転、370Nm/3500回転の出力。車両重量が1540㎏あるので、馬力荷重は約5㎏/PSと小さい。
ボディサイズは従来型と殆ど変わっていないが、デザインの影響で幅広に見える。実際には全長4134㎜、全幅1817㎜(ミラーも含む)、ホイールベース2430㎜と、比較的扱いやすい日常性のあるスポーツカーだ。ちなみにライバルのBMW Z4と比べると全長は10cmほど短い。
オープンにするのには、センターコンソールにあるカバーを開けるとスイッチが現れる。既にお馴染みだが、パノラマルーフは簡単に開閉でき、しかも従来よりもコンパクトに収まる。2シーターにとってトランクスペースは悩みの種だが、SLKではオープン状態でも容量を少しでも稼ぐために、トランクの床を二重底にして、荷物によって底の深さを変えられるように工夫されている。こんなちょっとしたことが実はとてもありがたい。
もちろん、トップを閉じた状態ならスーツケースも搭載できる。ただ、ゴルフバッグは相変らず積載できそうにないのが日本ではネックになる部分かもしれない・・・。
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