老舗ブランドの新世代・都会派SUV／ランドローバー ディスカバリースポーツ[2016年モデル] 試乗レポート(4/5)
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最終更新日:
- 筆者： 渡辺 陽一郎
- カメラマン：茂呂幸正・ジャガーランドローバージャパン
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オフロード性能も重視しつつ、機敏な走りもみせる「ディスカバリースポーツ」
操舵感は、オフロード性能も重視したSUVジャンルの中では機敏な部類に入る。
前身のフリーランダー2、あるいはディスカバリーに比べて良く曲がり、峠道なども走りやすい。視線の位置は高めだから、操舵感が機敏だと最初は不安を感じるが、4輪の接地性が高いので慣れると自然な感覚で運転できる。
この走りのバランスは、世代の新しいランドローバーならではの持ち味だろう。
役割分担が明確な「ランドローバー」グループのラインナップ
その代わり乗り心地は少し硬く感じる。粗さはなく快適性を妨げないが、ディスカバリーのように足まわりがゆったりと伸縮する乗り心地ではない。
このあたりを選び分けられるのも、今日のランドローバーの魅力だ。
ディスカバリーのエンジンはV型6気筒3リッターのスーパーチャージャーで、価格も715～840万円と高い。直接的には比較できないが、内外装や運転感覚の指向性が異なるから好みに応じて選べる。
[グレードは何を選ぶべきか・・・次ページへ続く]
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1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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