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試乗レポート 2012/6/18 16:55

ランボルギーニ アヴェンタドール 試乗レポート/清水草一(4/4)

関連: ランボルギーニ Text: 清水 草一 Photo: オートックワン編集部
ランボルギーニ アヴェンタドール 試乗レポート/清水草一

アヴェンタドールの700馬力をすべて解放すると・・・!

いよいよ「コルサモード」に切り替えてみよう。

サスペンションは完全にサーキットモードとなり、ロールはほとんど感じられなくなる。そしてミッションフィールが劇的に変化。ギアチェンジをかました瞬間、「ガツン!」という超絶ダイレクトなショックが来たぁ!!昔のレーシングカーのドグクラッチのような雰囲気で、それだけでアドレナリンがドバドバ出る。

短いストレート、ガヤルドを追ってアクセル全開。700馬力をすべて開放し、8,500rpmまでブチ回す!

アヴェンタドールを「コルサ」モードにした清水氏。「フォォォーーー!!!」ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 袖ヶ浦フォレストレースウェイを走行

も、ものすごい加速!やべぇ!こんなのありえんのか!!

が、恐怖感や緊張感は不思議とない。それは、クルマそのものがまったく安定しているからだ。加えて、外では派手に聴こえまくる野獣の咆哮のごときエキゾーストノートが、車内には意外と響いてこないこともある。

スピード感や加速感というヤツは、車体が不安定だとより強く感じる。昔の京浜急行の快速特急が、最高速120km/hでも物凄く速く感じたのは、車体が揺れまくったから。今の京浜急行は車両の性能が上がったので、そんなに速く感じません。

アヴェンタドールは今の京浜急行……つーか新幹線ですな。ライバルで言うと、フェラーリ・エンツォ(6,000cc/660馬力)の方が加速感は強かった。実際の加速データは、アヴェンタドールの方がかなり上なのに、だ。それはやっぱり、エンツォは4WDじゃなく、後輪のみの2輪駆動だから!2輪だけで加速するのと、4輪で加速するのとでは安心感が違う。それは確実にドライバーの五感に伝わってくる。

ただし私は、スピード感が強い方が好きなので、アヴェンタドールのこの安心感の高さは物足りなく感じました。

右ハンドル仕様は・・・

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 リアフェンダーからサイドを撮影

ランボルギーニ好事家の間でも、「アヴェンタドールは洗練されすぎていて刺激が足りない」という声が強いという。性能はひたすら物凄いけど、危険な香りは意外と弱いのである。このあたりは、ランボルギーニの親会社であるアウディのクルマ作り哲学が、徐々に浸透しているような気もします。

2回目の試乗では、あえて右ハンドル仕様に乗せてもらった。このテのスーパーカーは、左側通行の日本であってもほぼ100%左ハンドルが売れる。右ハンドルは超レアなのだ。

初めて乗ったランボルギーニの右ハンドルは、特に何の問題なく運転できましたが、ペダルの位置はやはり衝撃的。

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 右ハンドル車のアクセル&ブレーキランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 オーナメント

なんせアクセルペダルが、フロアのほぼ中央にある!ブレーキペダルはその左側、つまり左足で踏むのにちょうどいいくらいの位置ですね。

アヴェンタドールは、強烈なキャブフォワードのため、足元にはもうタイヤハウスが食い込んでいる。ハンドルを右にすると、本来アクセルペダルを置くべき場所に、右前輪が鎮座ましましているのですよ!

しかし私は、特に違和感を覚えることはありませんでした。自分にクルマを合わせるのではなく、クルマに自分を合わせるのがスーパーカー乗りの義務。このくらいのことは、慣れれば大丈夫っす!

ただこの右ハンドル仕様、日本では1台売れるか売れないかでしょう。なぜならアヴェンタドールは、最初から日常的な実用性など一切必要としない超絶スーパーカーだから。

最初からすべてが不便なんだから、「左ハンドルは不便」なんてことは枝葉末節になる。ならイタリア本国仕様と同じ左ハンドルを買った方がいいに決まってる!とみんな考えるのです。

車内にも「爆音」を!

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 メーカーロゴ

このようにアヴェンタドールは、見た通りの超絶なるスーパースポーツカーだった。こんなクルマに乗り、アクセルを全開にできたことに、神様仏様およびランボルギーニ社に感謝いたします。

4,100万円は決して高くございません。お買い得価格です!買えないけど。

ひとつだけ希望を言うと、あの超絶爆音がもうちょっと車内でも聴こえるように、なにか工夫をしてもらえないでしょうか?86/BRZの“サウンドクリエーター”みたいな装置を!

筆者: 清水 草一
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