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3台比較 2006/7/21 18:08

走り系Lクラスミニバン 徹底比較(2/4)

走り系Lクラスミニバン 徹底比較

希薄だった存在感が一気に高まった

フロントスタイルリアスタイル

プレサージュは、これまでいまひとつ存在感が希薄な印象だったエクステリアの刷新を図り、キャッチーなルックス手に入れることに成功した。

フロントセクションを中心にてこ入れされ、フロントグリル、前後バンパー、ヘッドランプ、ボンネットフード、フロントフェンダーなどが一新。L字型のヘッドランプとブリリアントなグリル、厚みを増したフードなどはムラーノのイメージに近く、一気に印象的なものに変わった。

また、写真のディープカシスをはじめ新色5色が追加された。画面では微妙な色合いが伝わりにくいかもしれないが、光の当たり方によって表情が変化する興味深いボディカラーである。

さらに、グレード体系が見直され、従来は2.5L車のみ設定されていたハイウェイスターが3.5L車にも設定され、逆に3.5L車はハイウェイスターのみとなった。

今回持ち込んだのは「250ハイウェイスター」。パワートレインは直列4気筒のQR25DEエンジンに4速ATが組み合わされる。低速域から十分なトルクを得られるようマッチングが図られている。実用性にまったく不満はない。

ドライブフィールは、ミニバンとして考えると非常に的を得ているというのが第一印象だ。「ハイウェイスター」とはいうものの、いたずらにスポーティな味を演出することはない。常にリラックスして運転することができる。

乗り心地はソフトライド傾向で、凹凸のある路面を走っても乗員に突き上げ感を感じさせない味付け。あえてスポーティな走りを試すと、さすがにかわいそうな面も出てくるが、ミニバンにとって大事なのは、あくまで乗員がいかに快適に乗れるかという点にあると思う。プレサージュは、そんなミニバンらしい快適な乗り味に仕上げられている。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤエンジン

スポーティと快適性をたくみに両立

フロントスタイルリアスタイル

「スポーツカーと同じ考え方で開発したミニバン」と謳って登場したのがMPVだ。こう聞くとオデッセイとかなりキャラクターがかぶる気がするところだが、実際にはそれほど過剰な演出が施された印象もなく、スポーティな走りと乗り心地の快適性を非常に上手いところで両立させている。

ミニバン界で唯一となるターボエンジンは、従来の3L V6の代わりに設定されたもので、期待どおりNAモデルに比べ上乗せされた加速感を味わわせてくれる。2000回転付近の初期領域からマイルドにブーストが立ち上がり、さらに踏み込むと「加速G」といえる感覚をドライバーにもたらす。今回の3台の中では、動力性能的には圧倒的に軍配が上げられる。それでいて、ターボエンジンにありがちな気難しさはまったく見受けられない。

足まわりのチューニングもそつなくまとまっている。23TにはMPVの中で唯一18インチタイヤが与えられているが、筆者がこれまで試乗した他の16インチや17インチと比べ、この18インチタイヤとの組み合わせがもっともバランスに優れると思われる。

乗り心地は、当たりはソフトだがコシがあり、フラットな姿勢を保ってくれるという印象。高速巡航時の安定性やコーナリング時のロールの姿勢も良好で、車速が高まるほどにその良さが増すように感じられた。

外観は、スポーティパッケージ仕様と同じエクステリアパーツが装着され、やはりスタンダード仕様に比べ、はるかにスポーティなアピアランスを持っている。

これだけの付加価値を持ちながら、価格が控えめに設定されている点も魅力だ。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤ エンジン

その走りはスポーツカーを語る領域に

フロントスタイルリアスタイル

このクラスでもっとも好調な販売を見せるオデッセイは、ライバル車のリニューアルを受け、さらなる魅力アップのため内容の充実を図って登場した。

外観の変更点は、新デザインのフロントグリル、前後バンパー、テールゲートや、リアLEDコンビランプ、テールゲートガーニッシュ、ドアミラーウインカーの採用など。メッキパーツを巧みに配し、華のある雰囲気に仕立てている。基本路線は変わらないが、これまでよりも一層キャラクターを強調してきた印象だ。また、写真のダークフォレスト・パールをはじめ新色も設定された。

アブソルートには、ついに18インチタイヤが与えられた。これを受けてスプリング、スタビライザー、ブッシュ類が強化され、ダンパーの減衰力特性とステアリングギアレシオの最適化が図られた。

あらためてアブソルートに乗ると、その走りの完成度には感服させられてしまう。このクルマはミニバンの形をしたスポーツカーといっても過言ではない。それでいて乗り心地の快適性もそこそこ確保されているのだから恐れ入る。

200psの2.4L i-VTECエンジンは相変わらず痛快な吹け上がりを示してくれる。そして、これまでも十分に優れていると思っていたハンドリングも、さらに輪をかけて進化していた。

切り初めからリニアに一体感のあるステアリングフィールに始まり、コーナリング時のスタビリティや挙動のコントロール性の高さなどは、もはやスポーツカーを語る領域にある。つま先の力加減で制動力をリニアにコントロールできるブレーキも素晴らしい。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤエンジン

デザイン・スペックの総評

3台がそれぞれの持ち味をより強く打ち出してきたという印象。エクステリアデザインについては好みによるところだが、これまでやや影の薄かったプレサージュもルックスを際立たせてきたことがうれしい。

走りについてはオデッセイのみ別次元にある印象。ミニバンをミニバンとして選ぶのか、あるいはあくまで走りを重視するのかによって選択肢は変わってくると思われるが、もはや走りに大きな問題がないのは当然として、それをどのレベルで求めるのかによるだろう。

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