竹岡圭のドライブvol.4 BMW 5シリーズで伊豆高原へ!(4/5)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
のんびりドライブのはずが・・・
さて、ここから伊豆高原に向かうまで、ちょっとワインディングに寄り道。腹ごなしにとのんびりドライブを楽しむハズが、いつしかドライビングそのものを楽しんでしまっている私がいました。しかも、アベレージスピードとしてはかなりハイレベルな状況。つまりはBMW545iに乗せられてしまったんですね。
それはひとえにこの、アクティブステアリングのせい。だって、ちょっと試しに~、なんて、ちょっと無理目かなぁと思うような状況でコーナーに入っていっても、インを軸にしてピタッと張り付いて駆け抜けて行ってくれちゃうんですよ。さらには、わざと大きめの舵角でステアリングを切り込むと、適切な舵角まで勝手にステアリングが戻ってくれるという感じ。というよりも、的確な位置まで腕を戻されちゃう感じなんですね。つまり、コーナリング性能の安全圏の中に押し戻してくれて、とにかく勝手にライントレースをしてくれるといった印象なんです。
さらにシフトレバーをDSモードに入れておけば、高回転まで引っ張って、コーナー手前ではシフトダウンまでしてくれるというオマケつき。それももちろんなんのストレスもなく、見事に自然にやってのけちゃう。だんだんと、これを自分の腕でぜ~んぶやってるんだもんネという錯覚に陥いりそうになるから自制心を持っていないと怖かったりして…。万が一BMW545iがそんなオーナーに愛想を尽かして「ちょっと休憩~」なんて、フォローするのに飽きてしまったら…って、まぁそんなことは絶対起こらないから大丈夫なんですけどネ。
さて、そんな電子デバイスを酷使した、ワイルドなドライビングにも、デシベルユーロはきちんと応えてくれました。コーナリングパワーが高いので、BMW545iとのかなりのハイスピードなコーナリングでも、まったくヒヤッとさせられずに余裕を持って回答してくれるといった具合なんです。タイヤの剛性感もしっかりしてるから、ハイテクマシンBMW545iにもまったく負けず、対等で会話できるような見事な参謀ぶりを発揮してくれました。
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