ダイハツ 新型タント[2013年フルモデルチェンジ] 新型車解説(1/3)

ダイハツ 新型タント[2013年フルモデルチェンジ] 新型車解説
ダイハツ 新型タント G フロント ダイハツ 新型タント G インパネ ダイハツ 新型タント G シート ダイハツ 新型タント X フロント ダイハツ 新型タント X インパネ ダイハツ 新型タント X シート ダイハツ 新型タント L リア ダイハツ 新型タント L インパネ ダイハツ 新型タント L シート ダイハツ 新型タント X SA サイド ダイハツ 新型タント X SA リア 画像ギャラリーはこちら

タントがフルモデルチェンジでついに「両側スライドドア」を採用!

ダイハツ 新型タント X SA(透過イメージ)

ホンダ フィットのフルモデルチェンジによってコンパクトカー市場が盛り上がりをみせているが、軽自動車の競争も未だ厳しい。

特に背の高い軽自動車、いわゆる「トール軽」は車内が広く荷室のアレンジも多彩。リアシートの頭上と前後方向の足元空間は、各車とも当たり前のように新型フィットを上まわっている。

リアシートはコンパクトに畳めて、自転車も積みやすい。さらに最近では安全装備が充実。車種による差が大きいので注意が必要だが、ホンダのN BOXやN ONEは、全車に横滑り防止装置を標準装備した。ムーヴやワゴンRでは、低速域における衝突回避の支援機能を低価格で装着できる。

今や新車の約40%を占めている軽自動車だが、人気の背景には商品力の大幅な向上がある。もはや一辺倒に「税金が安いから軽自動車が売れている」とはいえない。特に今は、エコカー減税が幅広い車種に適用されている。購入時に限れば、小型車でも軽自動車でも税額はほとんど同じだ。それでも軽自動車が販売比率を増やしているのだから、軽自動車の魅力が増している、と考えるのが妥当だろう。

そして2013年10月3日、売れ筋軽自動車の真っ只中に位置する「ダイハツ タント」がフルモデルチェンジを受けた。

初代と2代目も小型車を上まわる高機能な軽自動車として人気を得てきたタントだが、3代目の新型タントではその魅力にさらなる磨きがかけられた。

グレード

エンジン

トランス

ミッション

アイドリング

ストップ

スマート

アシスト

駆動

価格

(円)

減税

レベル

NA

CVT

2WD

4WD

1,170,000

1,291,000

免税

L“SA”

2WD

4WD

1,220,000

1,341,000

2WD

4WD

1,300,000

1,421,000

X“SA”

2WD

4WD

1,350,000

1,471,000

2WD

4WD

1,410,000

1,531,000

G“SA”

2WD

4WD

1,460,000

1,581,000

カスタム X

2WD

4WD

1,470,000

1,591,000

カスタム X“SA”

2WD

4WD

1,520,000

1,641,000

カスタム RS

ターボ

2WD

4WD

1,580,000

1,701,000

カスタム RS“SA”

2WD

4WD

1,630,000

1,751,000

フロントマスクの変更で空気抵抗を低減

ダイハツ 新型タント X フロントダイハツ 新型タント L リアダイハツ 新型タントカスタムRS SA フロントダイハツ 新型タントカスタムRS SA リア

新型タントのグレード構成は先代タントと同様、標準ボディとエアロパーツを備えた上級のカスタムに大別される。

外観を見る限り、先代タントと比較して大きな変更はない。全長は3,395mm、全幅は1,475mmと軽自動車では全車共通の数値だ。全高は車種によって異なるが、新型タントは1,750mmで先代を踏襲している。

異なるのはホイールベース。先代タントは2,490mmだったが、新型タントは2,455mmと35mm短く抑えられた。

2010年に登場した「ダイハツ ムーヴ」(現行モデル)から、衝突安全性と歩行者保護性能などを向上させる目的でボディの前側を拡大する必要が生じた為だ。それでも、背の高い直線基調のボディは外観を見ただけでも車内の広さが容易に想像出来る。

ダイハツ 新型タントカスタム フロントメッキグリル(LEDイルミネーション付)ダイハツ 新型タント X SA サイド

新型タントのフロントマスクは、バンパーなどに張りを持たせ空気抵抗の低減にも配慮しながら存在感がアップしている。また、上級シリーズのタントカスタムではフロント側のメッキグリルが厚みを増し、先代型以上に存在感を強めた。タントカスタムは、どことなくN BOXカスタムに似た印象を受ける。

そして、新型タントで最も大きく変わったのが、「両側スライドドア」の採用だ。先代タントでは左側の後ろのみがスライドドアだったが、新型タントでは後ろの左右共にスライドドアを備えている。

左側は先代タントと同じくピラーを内蔵し、右側はボディ剛性の確保も考慮しているためピラー内蔵型ではない。つまり右側はNBOXやスペーシアと同じ造りだが、狭い場所での開閉は容易だ。

1 2 3 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ダイハツ タントの最新自動車ニュース/記事

ダイハツのカタログ情報 ダイハツ タントのカタログ情報 ダイハツの中古車検索 ダイハツ タントの中古車検索 ダイハツの記事一覧 ダイハツ タントの記事一覧 ダイハツのニュース一覧 ダイハツ タントのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる