【DESIGNER’S ROOM】ダイハツ 新型「コペン」デザイナーインタビュー/ダイハツ工業株式会社 デザイン部 チーフデザイナー 和田 広文(3/5)
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- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:オートックワン編集部・ダイハツ工業
ここだけスティール! ドアパネルデザインの秘密
AO:フロントグリルについてはどうですか。
W:台形であることはプロトタイプのD-Rから受け継いでいます。ナンバープレートを取り付けるためにバーを入れたのです。ナンバーの位置は、内部のラジエーターの位置との兼ね合いで決めています。グリルの開口部を大きくしたのは、エンジンの効率を高めて燃費を向上させるなど、機能面も考えた結果です。旧型のグリル開口は小さめで、機能面ではギリギリの性能だったのです。
AO:ボンネットの2つのふくらみも目立ちますが、これは演出なんですか。
W:このふくらみは、歩行者保護対策なのです。2つのふくらみの近くに、バッテリーなどの補機がやや出っ張って置かれているので、左右対称になるように仕上げたのです。このラインに合わせて中央部も盛り上げるというアイディアもありましたが、そうするとノーズがボテッとした雰囲気になってしまうので、左右だけにしました。
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