石原美香/今井優杏の「自動車美人」
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
石原美香/今井優杏の「自動車美人」
先日、東京ローカルのテレビの取材を受けたんです。そのときに『クルマが好き』『昔はセリカのLBに乗りたかった』と言ったら、コメンテーターの中村うさぎさんに『ただのヤンキーじゃないの』と言われちゃいまして。その通り(笑)。
放送を見て、思わず笑っちゃいました。だって私のクルマ好きのルーツはそこから来てるんですもの。
その当時は、“女だてらに”赤いLBのシャコタンに乗りたかったんです。カッコイイと思ったから。さらにその前からの記憶で言えば、クルマ好きの父が乗っていたマーキュリー。あのなんとも言えないうすらデカさが幼心にものすごく強烈だった。思えば私のクルマ好きは、DNAに刻まれたモノなのかもしれません。
インポートランジェリーは、クルマとの共通点がとても多いんです。クルマは快適さだけを追求するだけのものじゃなく、お洋服や下着と一緒で自分を表す大事なツールですし、どちらも娯楽性の高いお買いものでしょ?
私がインポートランジェリーや輸入車が好きなのは、どちらも官能的だからです。便利さや機能だけで言えば、国産の方が優れているのはクルマも下着も同じです。だけど便利さだけに走らない『じゃじゃ馬感』とでも言うのかしら、それが魅力なんですよね。
特にイタリアンランジェリーは国産ランジェリーのようにAカップ、Bカップといった“カップ”が存在しないんです。ざっくりと1、2、3というサイズに分かれているだけ。だから胸やお尻をがっちりサポートしてくれるわけがないんだけど(笑)、圧倒的に美しいんですよね、デザインが。
イタリアのクルマもそうでしょう?精巧なわけじゃないけど、美しいじゃないですか。だからいつかはマセラティ、しかもクーペに乗りたい。マセラティは優雅で、スポーティだけどガツガツしてないといった、粋なイメージがあるんです。
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