BMW 新型5シリーズセダン 新車発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
燃費性能を大幅に向上させた新型5シリーズセダン
BMWの中核を担う主力モデルのひとつである5シリーズセダンが、25日に発表された。
今回発表した新型5シリーズセダンは6代目。実に7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。新型5シリーズセダンは、時代に合わせた環境性能面の大幅改良に加え、洗練された美しさと躍動感あふれるエクステリアデザインのほかに、BMWならではの卓越した“走りのパフォーマンス”にさらに磨きを掛けた点が特徴だという。
まずBMWといえば近年の類い稀な、その奇抜なデザインに目が向く。
ボディサイズは4,910mm×1,860mm×1,475mmと、5代目の5シリーズより若干の拡大が図られた今回の新型5シリーズセダン。
BMWの命とも言うべき、縦置き直列6気筒エンジンが楽に収まるロングノーズのエンジンフードがなんとも印象的でエレガントなセダンに相応しい。
リアエンドへ続く伸びやかなラインを生むこの起点となる部分は、どのクルマも第一印象を決定付ける重要な部分だ。それだけにBMW車のエンジンフードの造形面はどれもセクシーでありながら、どこか攻撃的な一面も垣間見せ、その昔、BMWが戦闘機メーカーだったことを彷彿とさせるアイコン的な役割を感じさせる。
リアのテールランプも昨年登場した新型7シリーズのデザインを流用しており、夜は見た目にも鮮やかなLEDの光を披露し、特別な高級感を醸し出す。
エンジンは3リッター直6(528i/535i)と、4.4リッターV8(550i)を用意。共にトランスミッションは8速ATを搭載し、そのパワーを効率よく伝える。
さらにブレーキエネルギー回生システムなど、近年BMWが掲げるEfficient Dynamics(エフィシエント・ダイナミクス)の思想に基づき、BMWの先進テクノロジーを注入することで、燃費は従来モデル比で約40%もの向上を実現しているという。
具体的には、新型535iの10・15モード燃費で10.6km/Lを実現している。また、528iセダンでは「平成22年度燃費基準+15%」と「平成17年排ガス基準75%低減レベル(★★★★ 低排出ガス車)」を達成し、BMW初となる「エコカー減税対象モデル」となる予定だ。
もちろん、これに新車購入補助対象モデルの認証も取得予定とのことで、両方を合わせると最大43万円の優遇を受けることができる。
気品高いエレガントなスタイリングに身を包んだ新型5シリーズセダンは、BMWならではの胸高鳴る走りはそのままに、環境にやさしく、美しいモデルに生まれ変わった。
価格(税込)
BMW528iセダン/7,150,000円
BMW535iセダン/8,350,000円
BMW550iセダン/10,400,000円
この記事にコメントする