アルファロメオ MiTo 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:柴田 康年(編集部)
ついに来た ベイビーアルファー“MiTo”を試乗!
「ベイビー・アルファ」と呼ばれるMiToが、本国から約1年遅れて日本に導入された。
車名のMiToは、アルファ ロメオの発祥地であるミラノの「Mi」と、生産工場のあるトリノの「To」から取ったものだ。 まず、話題作8Cコンペティオーネの要素を随所にちりばめた特徴的なルックスが目を引く。一連のアルファ顔も、ついにここまで来たのは大歓迎だが、ナンバープレートの存在がどうにも惜しい…。
MiToは、同門のフィアット・グランデプントとプラットフォームを共用し、ボディサイズはほぼ同じ。しかし、アルファではもっともコンパクトな“ベイビー”サイズのMiToだが、一方のフィアットでは“グランデ”(=大きい)なプントとなるわけだ。パワートレインは、アバルトのグランデプントと基本的に同じとなる。
インテリアもアルファらしいデザインとクオリティを誇る。インパネやドア内張りなどにあしらわれたカーボン調の樹脂パネルにも新しい感覚がある。 立体的な形状のシートに腰を下ろすと、タイトなインパネとあいまって、心地よい包まれ感がある。
ただし、今回日本に導入されるのは右ハンドル&6速MTのみ。足元も相当にタイトであるため、左足の収まりはどうしても不自然になる。とくに大柄な人にとっては、ちょっと苦しいだろう。 ちなみに、いずれはデュアルクラッチ仕様の2ペダルMT車の導入予定もあるようだが、個人的には、左ハンドル仕様のMiToの導入にも期待せずにいられない…。
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