ボルボ V50 試乗レポート(3/3)

  • 筆者: 松下 宏
  • カメラマン:島村 栄二
ボルボ V50 試乗レポート
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これからの“ボルボという選択肢”

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エンジンとトランスミッションを新しくしたことで、V50の燃費は大きく向上した。トランスミッションだけでも8%くらいの向上というが、従来の2.4アクティブが9.5km/Lだったのに対し、新しい2.0eパワーシフトは11.6km/Lだから向上幅は大きい。

現在の段階では日本車でパワーシフトのようなデュアルクラッチを採用しているのは日産のGT-Rと三菱のランサーエボリューションXの2車種だけ。日本ではATかあるいはCVTというのが大きな流れになっている。

CVTでもATに比べるとやや価格が高くなるが、デュアルクラッチだとさらに高くなるため採用車種が限られているのが実情。デュアルクラッチは機構的にはマニュアルトランスミッションなので、それを2組使うとはいえ、量産化が進めば価格も安くなっていくはず。将来的には日本でもデュアルクラッチの比率が高まっていくだろう。

個人的にデビューした当初のV50 2.4iに乗っているが、それに比べると今回の2.0eパワーシフトは、室内の静粛性が向上したのも印象的だった。このクラスの日本車ならもっと静かなクルマがたくさんあるから決して威張れたものではないが、従来のV5Oに比べるとずっと静かな印象だった。5気筒から4気筒になってエンジン音が静かになったし、初期モデルに比べるとロードノイズも改善されている。

最近の経済情勢を反映して輸入車販売は国産車以上に厳しい状況にあるが、新しいパワートレーンを搭載し、思い切った価格設定をしてきたボルボV50は、輸入車を買おうとするユーザーにとって大きな選択肢のひとつになりそうだ。

インパネラゲッジサイドビュー試乗2イメージ1
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松下 宏
筆者松下 宏

自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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