2つの世界初の安全技術を導入したボルボの新世代モデル、新型S90/V90/V90クロスカントリーが日本上陸!
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
新世代ボルボの第2弾、第3弾、第4弾モデルが一気に日本上陸!
ボルボ・カー・ジャパンは22日(水)、ボルボのフラッグシップモデルである90シリーズの新型S90/V90/V90クロスカントリーの3車種を同時に発表・発売した。
今回発表された90シリーズの3モデルは、日本では昨年1月に販売開始した新世代ボルボの第1弾XC90に続くモデルで、ヨーロッパにおいて昨年、第2弾モデルS90、第3弾モデルV90、第4弾モデルV90クロスカントリーが順に発売されており、いよいよ日本にも上陸した。
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「道路逸脱回避機能」と「大型動物検知機能」2つの世界初の安全技術を導入
新型S90/V90/V90クロスカントリーは、将来の電動化やコネクティビティ、自動運転等を見据えて開発された新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」と、自社開発の新世代パワートレーン「DRIVE-E(ドライブ・イー)」が採用されている。
また、2つの世界初となる安全技術も導入された。
1つ目は、ランオフロード・ミティゲーション (道路逸脱回避機能)。
車両が車線を逸脱しそうな場合にシステムが作動、ステアリングを自動操作するほか、それだけで逸脱を回避しきれない場合はブレーキも作動する。
このランオフロード・ミティゲ―ションを含む運転支援機能パイロット・アシストは、自動運転レベル2にカテゴリーされるシステムで、シリーズの全モデルに標準装備。従来のシステムから進化し、前方走行車がいない場合でも車線維持走行が可能となる。また、作動可能な速度領域の上限も時速140キロまで拡大している。
2つ目は夜間も作動する大型動物検知機能。
本国スウェーデンでは、大型動物との衝突が衝突事故の5%を占めており、その被害軽減を目的に新型90シリーズより初採用された。
時速4km/h以上で走行中、前方に大型動物を検知した場合にアラームなどで警告。ドライバーが警告に反応しない場合、通常の最大制動力の30%(約0.3G)でブレーキが作動、大型動物との衝突時には約15km/hの減速を可能としている。動物の身体の一部をカメラで捉えられない場合は検知できないが、大型動物がヘッドライトで照らされれば検知が可能となる。
ドイツでもない、日本でもないスウェーデン発の唯一のブランドとして高級車市場に挑む
発表会でボルボ・カー・ジャパン 木村隆之社長は、「新型S90/V90/V90クロスカントリーの3モデルの内、日本ではV90を中心モデルに位置づけている。必要な走行性能と、ボルボが伝統とするエステートの多様性と、スウェディッシュラグジュアリーを備えた新しいプレミアムエステート。
S90は、フラグシップセダンとして、ドイツ車が占有する高級セダン市場に挑む。まずスウェーデンで生産された500台を限定導入し、オンラインで予約注文を受付け販売する。 ボルボのフラグシップセダンが新たな市場を生み出すことを期待している。
V90クロスカントリーは、V90をベースに悪路走行にも耐えるよう車高を上げたもの。都会と自然を行き来するライフスタイルに適している。 クロスカントリーはボルボが作り出したカテゴリーであり、スウェーデンのライフスタイルそのものを体現するプレミアムクロスオーバー。ボルボは変わった、そう感じていただけると思う。」
と、コメント。
さらに、「このS90やV90は大きく見えるが、車幅は先代のS80やV70、そして現行モデルのXC60 と同じ1890mm。さらに全長も5mを切っている。今、XC60やV70にお乗りいただいているお客様にも十分にお使いいただけると思っている。ドイツでもない、日本でもないスウェーデン発の唯一のブランドとしてボルボは高級車市場に挑む。」
と抱負を語った。
新型S90/V90/V90クロスカントリーの販売価格(消費税込)は、S90が644万円~842万円(500台限定)、V90が664万円~899万円、V90クロスカントリーが694万円~819万円。また、半年後にはV90のプラグインハイブリッドモデルが導入予定で、クリーンディーゼルモデルも来年導入を予定している。
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