スズキ 新型MRワゴン 新型車解説(1/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:茂呂幸正
新型MRワゴンはインパネに注目!
新型MRワゴンの登場だ。
MRワゴンは2001年に初代を発売。“個性的なデザイン”と、“こだわりの空間”をモットーに、多くのファンを集めたスズキのいわずと知れた代表車である。
MRワゴンは今回の新型で3代目。そんな新型MRワゴンは個性的なスタイリングはそのままに、シンプル&モダンテイストのインテリアデザインを新たに加えたことが注目される。
まずエクステリアは、個性的な丸型ヘッドライトが印象的。そしてリアへ向かって伸びる、直線基調のショルダーラインは、ボクシーさを感じさせながら、手頃な大きさと室内空間をアピールする。
注目のインテリアは、特にインパネ部のセンターパネルに目を向けて欲しい。
まず、ピアノブラック調のタッチパネルオーディオが新鮮。
実はコレこそが今回の最たるポイント。このシンプルだけど存在感のあるセンターパネルは、エンジンをスタートさせると、ブラックパネルから鮮やかな表示が浮き上がる演出が施されている。
そう、まさに今のガジェット同様の見せ方だ。
このタッチパネルオーディオは、操作時にホワイトのスイッチ表示が浮かび上がる先進のデザインを採用しており、i-podやUSBデバイスを直接接続できるUSBソケットを標準で装備している。
つまり、i-podやwalkmanで曲のダウンロード時に必要なUSBコードさえ携帯しておけば、いつでも接続して手軽に音楽が楽しめる。新型MRワゴンには、今の若者に必要不可欠なアイテムが備わっているのだ。
スズキは、この新型MRワゴン開発初期段階からタッチパネルオーディオの開発に着手しており、相当な意気込みを見せている。新しいことへのチャレンジ姿勢が受け取れ、開発陣からは自信に満ちた声も挙がるほどだ。
その他、インテリアの特長としては、フロア面をほぼフラット化させ段差をできる限り無くしたことだ。特に後席の乗降の高さは345mmと低い開口地上高を実現しており、腰の曲がったお年寄りや、体の不自由な人にも極力乗りやすい設計が組まれたことも嬉しい。
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