車中泊を手軽に楽しもう! フリード・セレナからベンツまで…メーカー自ら手掛けた車中泊仕様 5選(1/2)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
家族や親しい仲間と楽しむ“車中泊”の人気が年々盛り上がりをみせている。これに対応し、各メーカーがつくった純正車中泊仕様が続々と登場しているのをご存じだろうか。
ミニバンから軽自動車まで多彩なラインナップが揃う、いま注目したいメーカー純正車中泊仕様5車種を一挙にご紹介!
設計段階から車中泊仕様でした!「ホンダ フリードプラス」
ホンダのコンパクトミニバン「フリード」には、兄弟車の「フリードプラス」がある。
これは単にフリードの3列目シートを荷室に変更しただけの仕様ではない。専用の低床フラットフロアに専用テールゲート、専用ユーティリティボードなどが備わり、荷室の使い勝手はグンと向上している。
しかも注目したいのは後席のシートアレンジだ。後席をダブルフォールディングで倒し、背もたれのボードを倒すと、荷室にはフラットなスペースが誕生する!
これをホンダ自ら「おやすみモード」と命名していることからもわかる通り、最初から車中泊の用途を強く意識した設計なのである。
これなら安眠出来そう! 純正車中泊アイテムが豊富に揃うフリードプラス
純正アクセサリーには、このスペースに合わせた専用の寝床(ラゲッジクッションマット)や、窓を目隠しするプライバシーシェードなど、車中泊用のアイテムも多数用意されている。あとは好みに応じて寝袋などを用意すれば準備は万端だ!
人気のミニバンが車中泊仕様に変身!「日産 セレナ マルチベッド」
日産の人気ファミリーミニバン「セレナ」にも、車中泊仕様車の「セレナ マルチベッド」があるのをご存じだろうか。
日産の子会社、オーテックジャパンが手掛けたセレナ マルチベッドは2列シート仕様。収納式のベッドシステムが後部に備わっている。
それだけではなく、全てのシートとベッドボードには防水性のある素材を使用。汚れがふき取りやすく、手入れも簡単に出来る仕様となっている。こういった細かな心配りが純正仕様ならではの魅力だ。
商用車ベースのキャンピングカーでは無理! 最新の先進運転支援システム完備で楽々ドライブ旅を!
セレナ マルチベッドは、Sハイブリッドに加え、日産自慢のe-POWER仕様も設定。人気グレードのハイウェイスターVをベースにしたモデルもある。
もちろん最新ADAS(先進運転支援システム)「プロパイロット」も装着可能だから、ロングドライブを楽に楽しめる。週末が待ち遠しくなる1台だ。
軽自動車最強の純正車中泊仕様「ホンダ N-VAN」
ミニバンだけでなく、軽自動車にも純正車中泊仕様のモデルは存在する。その代表格がホンダ N-VAN(エヌバン)だ。
スーパーハイトワゴンの「N-BOX」を皮切りにスタートしたホンダの軽自動車Nシリーズ。その中で初の商用車となるN-VANは、助手席・後席を収納することでフラットな荷室空間を生み出すモデルだ。その広大な空間を活用し、車中泊仕様とする純正アクセサリーが発売当初から用意され、人気を集めている。
純正アクセサリーのイチ押しは「外部電源入力キット」
ラゲッジボードは段差をフラットにするだけではなく、床下に空間を生み出すことで新たな荷室空間を確保する。スペースが限られる軽自動車だけに、この機能はありがたい。
また純正で外部電源入力キットが用意されているのも珍しい。近年は多くのキャンプ場で電源付サイトが用意されている。これがあれば、車両のバッテリーを使わずに車中泊で家電などを気軽に使えるようになる。N-VANで車中泊を考えているなら、ぜひオススメしたい便利なアイテムである。
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