新型ムラーノの予想価格は700〜800万円!? 2027年2月発売が噂されるLサイズSUVを詳細解説

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:日産自動車/小林 岳夫/茂呂 幸正/トヨタ自動車
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日産自動車は、LサイズSUVの新型ムラーノを北米から輸入し、日本国内で販売することを発表しました。12年ぶりの日本市場復活となる4代目モデルは、全長4.9m超の堂々たるサイズや上質な内装が魅力です。

この記事では、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが、気になる予想価格やボディサイズ、241馬力を誇るVCターボエンジンの性能、そして日本導入の背景にある認証制度まで、最新情報を交えて徹底解説します!

目次[開く][閉じる]
  1. 新型ムラーノとは? 初代から4代目までの変遷と日本再導入の背景
  2. 日本発売は2027年2月と予想! 気になる新型ムラーノの予想価格と競合比較
  3. ランクル級の大型ボディ! 新型ムラーノのサイズと競合比較
  4. V字型グリルが際立つ! 新型ムラーノの外観デザインの特徴
  5. 運転席から後席まで快適! 新型ムラーノの内装・居住性を解説
  6. 新型ムラーノのエンジン性能は? 241馬力のVCターボで燃費とパワーを両立
  7. 新型ムラーノの通信機能
  8. 新型ムラーノだけじゃない! 北米生産車の国内導入が加速する理由

新型ムラーノとは? 初代から4代目までの変遷と日本再導入の背景

日産は、LサイズSUVの新型ムラーノを北米から輸入して、国内で販売すると発表しました。

ムラーノの歴史と、3代目モデルが日本市場へ導入されなかった理由

ムラーノは北米市場をターゲットに開発されていますが、過去には日本でも販売した実績があります。

初代ムラーノは2004年、2代目は2008年に発売され、2015年に国内販売を終了しました。販売を終えた理由は売れ行きの低迷であったため、3代目ムラーノは日本では売られていません。

4代目ムラーノの日本導入が決定

日本で販売されるムラーノは、2024年に発売された4代目です。

大注目の予想価格は700万〜800万円、ボディサイズは全長4900mmというLサイズSUVにふさわしい、ゆとりある車体で日本市場に復活します。

続いて、新型ムラーノの価格やサイズの詳細を見ていきましょう。

日本発売は2027年2月と予想! 気になる新型ムラーノの予想価格と競合比較

新型ムラーノで最も気になるのが日本での価格と導入時期です。ここでは具体的な予想価格と、ライバル車との比較を解説します。

新型ムラーノの予想価格と競合比較

冒頭で述べた通り、新型ムラーノは北米で生産される輸入車なので、国内生産車と違ってグレードの選択肢は少ないでしょう。アルミホイールも20インチ、あるいは21インチを装着した上級タイプが輸入されます。

そうなると価格も上昇します。最近はアメリカでもクルマの価格が高まり、しかも今は円安なので、ムラーノの価格は700万〜800万円になりそうです。

日本車に当てはめると、トヨタ クラウンエステートやレクサス RXなどに近い価格設定です。

車種価格

新型ムラーノ

700万〜800万円(予想)

クラウンエステート

635万〜820万円

RX

668万〜903万円

発売時期は2027年初頭を予定

発売時期は、日産では「2027年初頭」と公表していますから、おそらく2027年2月頃でしょう。販売店では「ムラーノについては、メーカーから何も知らされていません」とのことです。

ランクル級の大型ボディ! 新型ムラーノのサイズと競合比較

続いて、新型ムラーノの具体的なボディサイズと、国内で競合となる大型SUVとのサイズ比較を見ていきましょう。

ムラーノのボディサイズ詳細

ボディはLサイズで、全長は4900mm、全幅は1980mm、全高は1730mmです。全幅が約2mに迫るため、一般的な駐車場は利用がしづらく、市街地でのすれ違いなどでは気を使うサイズと言えます。

既存のSUVに当てはめると、トヨタ ランドクルーザー250/300、マツダ CX-80などに近い大きさです。

競合車種とのサイズ比較表

車種全長(mm)全幅(mm)全高(mm)
新型ムラーノ(北米仕様)

4900

1980

1730

ランドクルーザー250

4925

1940〜1980

1925〜1935

ランドクルーザー300

4950〜4985

1980〜1990

1925

CX-80

4990

1890

1710

V字型グリルが際立つ! 新型ムラーノの外観デザインの特徴

ここでは、新型ムラーノの個性を決定づける外観デザインについて、フロントやサイド、リアの特徴をそれぞれ見ていきましょう。

フロントマスクは、日産車の特徴とされるV字型グリル(Vモーショングリル)をよりワイドに発展させ、ヘッドライトなどと一体感を持たせた先進的なデザインです。

ボディサイドは前後のピラー(柱)を寝かせた5ドアクーペ風に仕上げました。光の反射を意識した滑らかなボディパネルや、丸みを持たせたリアビューにより、都市部にも映える上質な印象を与えます。

運転席から後席まで快適! 新型ムラーノの内装・居住性を解説

外観の次は、新型ムラーノの内装のデザインや、同乗者も気になる後席・荷室の使い勝手について詳しく見ていきましょう。

洗練されたインパネとGoogle ビルトイン

運転席の位置は北米仕様と同様に、左側になる可能性が高いです。

インパネのデザインは水平基調で、日産 アリアなどに似た印象です。

12.3インチのデジタルメーターと、同じく12.3インチのタッチディスプレイが並んで配置されています。

またGoogle アシスタントやGoogle マップなど、Googleのアプリやサービスを使用できる「Google ビルトイン」を採用。スマートフォンを使わずディスプレイにGoogle マップなどを表示できます。

インパネ中央の下側には、エアコンのスイッチを埋め込みました。全体的にシンプルで直感的な操作が可能な配置です。LサイズのSUVらしく、手が触れる部分の質感も高く仕上げられています。

広々とした居住空間と快適な後席シート

新型ムラーノは、前述のとおり天井を後方に下降させて5ドアクーペ風に仕上げられていますが、全高は1700mmを上まわるので頭上空間は十分です。

全長と併せてホイールベース(前輪と後輪の間隔)も2825mmと長く、居住空間は前後輪の間に位置するため、後席の足元空間も広いです。

身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は、握りこぶし2つ半から3つ分に達するでしょう。家族で長距離を快適に移動できます。

荷室の使い勝手

新型ムラーノはワイドボディのSUVのため、荷室面積も広いです。

ただし、リアゲートの角度を寝かせているため、背の高い荷物は積みにくいです。

後席の背もたれを前側に倒すと、乗車人数と荷物の量に応じて、荷室容量をさらに拡大できます。

新型ムラーノのエンジン性能は? 241馬力のVCターボで燃費とパワーを両立

ここでは、新型ムラーノのエンジン性能や、トランスミッション、駆動方式、サスペンションについて詳しく見ていきましょう。

パワーユニットと動力性能

パワーユニットは「VCターボ」と呼ばれるタイプです。

直列4気筒2.0Lターボで、圧縮比を変化させる機能を装着しています。エンジンの負荷が小さい巡航時は、圧縮比を高めてターボはあまり作動させず、燃料消費量を節約します。

アクセルペダルを踏み込んだ時などは、圧縮比を下げてターボも作動させ、高い動力性能を発生させます。つまりVCターボは、低燃費型と高性能型という、2つのエンジン特性を併せ持つのです。

VCターボの動力性能は、最高出力が241馬力(5600回転)、最大トルクは35.9kg-m(4000回転)です。

ターボを装着しない自然吸気エンジンに換算すると、V型6気筒3.5Lに匹敵する性能です。実用的な回転域での駆動力が高い(低速から力強い)ため、街中での信号発進ならアクセルを2割ほど踏み込むだけでスムーズに加速できるほか、高速道路の合流などでもゆとりのある走りが楽しめます。

トランスミッション

トランスミッションは9速AT(オートマチックトランスミッション)で、ギヤ比の割り方が細かく、フル加速時などは高回転域を維持できます。

高速道路などを巡航する時は、エンジン回転数が抑えられ、VCターボとの相乗効果で、燃料の消費量を節約します。

駆動方式

駆動方式は前輪駆動の2WDと4WD(4輪駆動)ですが、日本へ輸入する時は、バリエーションを抑えるために上級の4WDに限定する可能性もあります。

サスペンション

サスペンションは前輪がストラット、後輪はマルチリンクによる4輪独立懸架です。前述の通りホイールベースが長く、走行安定性と乗り心地のバランスも優れているでしょう。

エンジン・サスペンションのスペックまとめ

新型ムラーノ(北米仕様)の主要スペック
エンジン種類

直列4気筒 2.0L VCターボ

最高出力

241馬力/5600rpm

最大トルク

35.9kg-m/4000rpm

トランスミッション

9速AT

駆動方式

2WD/4WD(※日本導入時は4WDのみの可能性あり)

新型ムラーノの通信機能

通信機能を採用した「NissanConnect(日産コネクト)」なども標準装着され、上級SUVらしく装備内容は充実しています。

日産コネクトでは、アプリでの「リモート操作(エアコン・ドアロック)」や位置情報などの「車両状態確認」、Googleビルトイン搭載ナビによる「自動地図更新」、「音声操作」、SOSコールなどの「緊急時サポート」が利用できます。

新型ムラーノだけじゃない! 北米生産車の国内導入が加速する理由

なぜ今、北米専用車だったムラーノが日本に導入されるのでしょうか。その背景には、日米の貿易問題や新たな認証制度の活用といった戦略的な理由があります。

トランプ大統領の意向と日米貿易問題

ムラーノが国内販売を再開する背景には、アメリカのトランプ大統領による「日本はアメリカ製のクルマを買わないが、もっと購入すべきだ」という意向があります。日本とアメリカの安全基準の違いも、アメリカ車を日本で売りにくい理由として挙げました。

そこでアメリカで製造され、なおかつアメリカにおける安全が認証された車両について、国土交通大臣が認定した場合は、日本の保安基準に適合するとみなすようにしました。

トヨタやホンダも北米生産モデルを輸入販売する

この制度に基づいて、トヨタも北米で生産するカムリ/ハイランダー/タンドラ、ホンダはアキュラ・インテグラとパスポートを輸入販売する予定です。

「日本で買えない日本車」は世界中にたくさんあり、それを輸入して選択肢が増えることは、日本のユーザーにとってもメリットになります。

最近はランドクルーザーやメルセデス・ベンツ GクラスなどのLサイズSUVの人気が高まり、需要に供給が追いついていません。

人気車種の受注停止が相次ぐ現状を考えると、新たなLサイズSUVの選択肢として加わる新型ムラーノは、十分に検討の余地があるでしょう。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:小林 岳夫/茂呂 幸正 画像提供:日産自動車/トヨタ自動車】

日産/ムラーノ
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新車価格:
311.3万円509万円
中古価格:
37.7万円153.8万円

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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