【2024年】タイヤチェーン おすすめ15選/用途にあった種類と選び方もご紹介
- 筆者: 増田 真吾
スタッドレスタイヤの普及によって、タイヤチェーンは不要だと思われがちですが、実はタイヤチェーンがないと走行できない場面もあります。また、タイヤチェーンには、金属、非金属など多くの種類があり、購入時にどの商品を選ぶべきか迷いがちです。
今回は、タイヤチェーンのタイプの特徴と選び方、おすすめのタイヤチェーンをご紹介します。
目次
- 非降雪地域の方にもタイヤチェーンをおすすめする理由
- スタッドレスでも走行不可! 高速道路のチェーン規制とは
- 金属? 非金属? タイヤチェーンの種類
- 【2024年】タイヤチェーンおすすめ人気ランキング15選
- 【2024年】金属製タイヤチェーンおすすめ人気ランキング安い順4選
- 【2024年】ゴム製タイヤチェーンおすすめ人気ランキング安い順5選
- 【2024年】布製タイヤチェーンおすすめ人気ランキング安い順4選
- 【2024年】スプレー式タイヤチェーンおすすめ人気ランキング安い順2選
- タイヤチェーンの選び方
- タイヤチェーンはどのタイヤに装着すればいいの?
- タイヤチェーンを装着しているときの注意点
- 場面別! 雪道を運転する際の注意点
- まとめ
非降雪地域の方にもタイヤチェーンをおすすめする理由
雪道で高い走破性を発揮するタイヤチェーンは、冬の道で車に乗るうえで強い味方。あまり降雪や凍結のない地域の方にも、タイヤチェーンは持っておいて損のないおすすめできるアイテムです。
また、開発が進み、毎年のように進化するスタッドレスタイヤですが、タイヤチェーンに及ばない部分があり、完ぺきではありません。スタッドレスタイヤの意外な弱点と、タイヤチェーンの強みを把握して、安全な冬場のドライブライフを送ってください。
スタッドレスタイヤは、新雪など踏み固められていない雪道ではグリップ力が得られない
スタッドレスタイヤの最大のメリットは、シーズン中に脱着する必要がなく、雪道や凍結をしていない乾燥路でも走行が可能なことです。
また、乗り心地も夏タイヤと大きく違いません。冬場の道を走行するうえで、最高の選択肢と思えるスタッドレスタイヤですが、実は大きな弱点があることをご存じでしょうか。
スタッドレスタイヤ最大の弱点は、積雪路の走行です。踏み固められた圧雪路であれば問題ありませんが、新雪など、十分に踏み固められていない雪道では十分なグリップ力が得られず、スリップしたり、タイヤが空転したりすることがあります。メーカーも年々開発を進め、雪道での性能は進歩ていますが、表面のわずかな水分をとらえてグリップ力を発揮するというスタッドレスタイヤの仕組み上、どうしても溶けていないフワフワの雪は苦手です。
タイヤチェーンの強みと弱点
スタッドレスタイヤの高性能化に伴って、必要性が薄れたかに思えるタイヤチェーンですが、実はタイヤチェーンでしか走れない道路状況があります。新雪や完全に凍ってしまっている凍結路など、表面に水分があまりない状態の路面です。
タイヤチェーンは、雪道であっても凍結路であっても、路面状況に関係なく車重を利用してしっかりと食い込みます。雪道や凍結路での走破性に限れば、開発が進んだスタッドレスタイヤでもタイヤチェーンに敵いません。
デメリットは、脱着の煩雑さや乗り心地が大幅に悪化してしまうことですが、従来の金属製チェーンに加えて、ゴムや布などの新素材のチェーンも開発されていて、タイヤチェーンのデメリットは以前より緩和されています。
また、脱着の手間さえ我慢すれば、乾燥路では通常の夏タイヤで走れるのはメリットともいえるポイント。積雪や凍結が少ない地域の方にとっては、タイヤチェーンのほうがコスパもよく、普段の乗り心地もそこないません。
スタッドレスでも走行不可! 高速道路のチェーン規制とは
以前は、すべり止め対策がされていれば、スタッドレスタイヤでも通行可能でしたが、2018年12月に改正された新たなチェーン規制では、タイヤチェーンの装着が必須となりました。チェーン規制は過去に立ち往生が発生した道路と勾配の大きい峠部の国道や高速道路で出される可能性があります。
同じく冬場の規制として出され、スタッドレスタイヤでも走行可能な冬用タイヤ規制と混同しないように注意しましょう。
金属? 非金属? タイヤチェーンの種類
これまでタイヤチェーンといえば、文字通り金属製のチェーン(鎖)を使用したものでした。しかし、近年非金属のゴム製タイヤチェーンの性能も大きく向上し、また、新素材の布製タイヤチェーンも登場するなど、タイヤチェーンの商品ラインナップは大きく変わりました。
タイヤチェーンは、素材によって性能や耐久性、メリット、デメリットが大きく異なるので、購入の際には注意が必要です。
住んでいる地域の気候、利用シーンにあわせて最適なタイヤチェーンを選びましょう。
金属製タイヤチェーンなら比較的安価に高い走破性とグリップ力が得られる
タイヤチェーンは、近年新しい素材のものも発売されていますが、冬の道ではいまだに金属製のタイヤチェーンには及びません。降り積もった新雪も、アイスバーンのように硬くなった路面でも、金属製のタイヤチェーンならしっかりと食い付きます。また、他の素材のチェーンと比べて比較的安価なのも大きなメリットの1つです。
一方で、金属製タイヤチェーンのデメリットは、脱着の難しさが挙げられます。商品によっては、装着時に車を移動する必要がある場合や、一定距離走行後に増し締めが必要な場合があるので注意が必要です。ただ、最近では、比較的脱着しやすい商品や、自動で増し締めしてくれるというデメリットを解消した商品も登場してきています。
金属製タイヤチェーンをおすすめするのは、積雪の多い地域や、氷点下での走行場面が多い人です。脱着は何度かおこなえば慣れますし、なにより高い走破性とグリップ力という何ものにも代え難いメリットがあります。
ゴム製タイヤチェーンは装着しやすく静粛性、乗り心地の良さがポイント
ゴム製タイヤチェーンは、装着のしやすさと静粛性、乗り心地のよさから多くの人に選ばれ、最近では主力商品として取り扱っているカー用品店も増えてきました。金属製タイヤチェーンにないメリットとして、乗り心地の変化が少ない点と、極端に雪の少ない路面や乾燥路面でも、多少なら走行可能な点が挙げられます。
デメリットは、価格が高いこととコンパクトにたためないため収納に場所を取ることです。
積雪などが少なく、普段あまりタイヤチェーンを装着しない人におすすめします。脱着が簡単なので、普段タイヤチェーンを装着し慣れない人でも比較的簡単に装着可能です。
また、以前は金属製タイヤチェーンに比べ、耐久性に劣るといわれていましたが、最近は技術の進歩もあって、耐久性をあまり意識する必要はありません。
布製タイヤチェーンは装着のしやすさと軽量、コンパクトな点が最大のメリット
布製のタイヤチェーンは、近年登場した新しい素材として注目を集めています。最大のメリットは、装着のしやすさと軽量、コンパクトな点です。性能面でも、凍結路、雪道問わず、十分なグリップ力を発揮します。さらに乗り心地もいいので、今後新たなタイヤチェーンの選択肢の1つとして注目です。
ただし、耐久性については、今のところ期待できず、コスパという点でもあまり良いとは言えません。
布製タイヤチェーンをおすすめしたいのは、滅多に雪が降らない地域に住んでいて、万が一の際には十分な安心を得たい人。普段あまり路面凍結をしない地域だと、タイヤチェーンの準備を忘れがちですが、コンパクトに収納できる布製タイヤチェーンを常備しておけばいざという時に安心です。
スプレー式タイヤチェーンはあくまで緊急避難的な手段!
スプレー式タイヤチェーンは、緊急避難的な雪道、凍結路対策として有効な手段です。1960年代に純正装備していた車もあるほど歴史のある方法で、タイヤのトレッド面(地面と接地する面)にスプレーすることで、タイヤのグリップ力を高めます。
メリットは、コンパクト且つ手軽に利用できるので、グローブボックスなどに普段から常備しておけること。ただし、スタッドレスタイヤや、他のタイヤチェーンのような高いグリップ力を発揮するわけではありません。スプレー式タイヤチェーンでは無理な走行はせず、あくまで緊急避難用としての使用にとどめましょう。
スプレー式タイヤチェーンは前述したチェーン規制にも対応していないため、雪道や凍結路では基本的に車を運転しない前提で、予期しない凍結路面にのみ備えたい人におすすめします。
【2024年】タイヤチェーンおすすめ人気ランキング15選
2023年現在、さまざまな種類と価格帯のタイヤチェーンが販売されています。
そこで、ここからはタイヤチェーンを素材別に安い順でご紹介。それぞれの紹介文を参考に、自身の使い方や求める性能にあったタイヤチェーン選びの参考にしてください。
【2024年】金属製タイヤチェーンおすすめ人気ランキング安い順4選
その1:WEIMALL タイヤチェーン 30サイズ【金属製】
- タイヤチェーン 30サイズ
- WEIMALL
WEIMALL タイヤチェーン 30サイズは、タイヤチェーンが9mmのスリムタイプがあります。
今回ご紹介する9mmのタイプはクリアランスが取りにくい隙間の狭い車におすすめです。
横滑りが少なく、通常のサイズに比べて振動も少ないので、いざという時の雪のために備えておくと安心でしょう。
価格が安い分、耐久性が不安という声もあったので、頻繁に使う機会のある方は注意が必要です。
その2:BOFAC タイヤチェーン KN-80【金属製】
- タイヤチェーン KN-80
- BOFAC
BOFAC タイヤチェーン KN-80は、太さ3.5MMの合金鋼を採用していますが、比較的軽量で取り扱いしやすいのが特徴です。
ジャッキを使わずに簡単に取り付けできます。
状況に応じてチェーンの緩みを調整するだけで、復数のモデルのタイヤに対応できます。ただし、適合サイズであることとクリアランスはしっかりと確認する必要があります。
BOFAC タイヤチェーン KN-80 | |
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メーカー名 | BOFAC |
商品名 | タイヤチェーン KN-80 |
適合サイズ | 185R13 185/80R13 205/70R13 175R14 185R14 175/80R14 185/80R14 185/75R14 195/70R14 205/65R14 215/60R14 225/55R14 175R15 175/80R15 185/70R15 195/65R15 195/60R15 200/60R15 205/60R15 205/55R15 215/55R15 215/50R15 225/50R15 185/65R16 185/60R16 195/60R16 195/55R16 205/50R16 215/50R16 215/45R16 225/45R16 225/40R16 215/40R17 225/40R17 |
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その3:FIELDOOR タイヤチェーン KN-80【金属製】
- タイヤチェーン KN-80
- FIELDOOR
FIELDOOR タイヤチェーン KN-80をおすすめする理由は、求めやすい価格と対応サイズが幅広いことです。
もちろん横滑りに強い亀甲型なので、性能面も申し分ありません。
ただ、緩み防止機構など特別な機能は採用されておらず、また、実際の口コミには耐久性をやや不安視した投稿があるため、恒久的に使用したい方は注意が必要です。
その4:ニューレイトン アイスバーン らくらくタイヤチェーン IB-110【金属製】
- アイスバーン らくらくタイヤチェーン IB-110
- ニューレイトン
ニューレイトン アイスバーン らくらくタイヤチェーン IB-110は、取り付けが簡単で、締め付け時に緩みにくい機構を採用。
横滑りに強い亀甲型を採用していて、クリアランスの狭い車にも対応していますが、純正サイズ以外のホイールの装着車やローダウン車で、タイヤと車体の間隔が40mm以下の場合、タイヤハウスに干渉することもあるので、注意が必要です。適合するサイズによって商品番号が変わるので、よく確認するようにしてください。
【2024年】ゴム製タイヤチェーンおすすめ人気ランキング安い順5選
その5:Danco タイヤチェーン6本入り【ゴム製】
- タイヤチェーン6本入
- Danco
Danco タイヤチェーン6本入りは、バンドと機械式バックル式です。バンドとバックルのサイズが調整できるため、偏平率やリム径などを問わず、タイヤ幅165mm-285mmまで対応します。
また、ジャッキアップせずに取り付けることができ「取り付けが簡単」という声も多く寄せられていました。
他のゴム製に比べて安価な価格設定ですが「しっかりした作り」という声もあり、耐久性に関しても申し分なさそうです。
その6:FEC(エフ・イー・シー)エコメッシュ2 FB10【ゴム製】
- エコメッシュ2 FB10
- FEC(エフ・イー・シー)
FEC(エフ・イー・シー) エコメッシュ2 FB10をおすすめする理由は、JASAA認証品にも関わらず、求めやすい価格設定でコスパが高いことです。14〜16インチ対応モデルが10,700円で販売されています。
ワンプッシュロック採用で、より取り付けやすく設計されているのもおすすめできる特徴です。
ただし、ゴム製タイヤチェーンは、金属製タイヤチェーンと比較してタイヤと車体のクリアランスが狭くても取り付け可能ですが、2.5cm以上確保されていることを事前に確認してから取付をしましょう。
その7:SOFT99(ソフト99) 救急隊ネット KK-43【ゴム製】
- 救急隊ネット KK-43
- SOFT99(ソフト99)
SOFT99(ソフト99) 救急隊ネット KK-43はコスパが高くおすすめのゴム製タイヤチェーン。14~16インチ対応品で9,800円と今回紹介しているゴム製タイヤチェーンの中でもっとも安い価格で販売されています。
機能面では、トレッドに耐摩耗性に優れたウレタンエラストマーを採用。薄くて軽いので扱いやすく、ソフトな乗り心地も実現しています。
注意点としては、サイズが適合していても横浜タイヤ「BluEarth AE-01」、ブリジストン「BLIZZAK REVO GZ」など一部装着できないタイヤがあること。適合性に不安がある方は、メーカーの適合をよく確認しましょう。
SOFT99(ソフト99) 救急隊ネット KK-43 | |
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メーカー名 | SOFT99(ソフト99) |
商品名 | 救急隊ネット KK-43 |
適合サイズ | ラジアルタイヤ:185/80R14、175/80R15、205/65R14、195/65R15、205/60R15、185/60R16、195/55R16、205/50R16 スタッドレスタイヤ:175/80R14、195/70R14、205/65R14、195/65R15、205/60R15、185/60R16、205/55R15、195/55R16、205/50R16 |
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その8:KEIKA(京華産業) ゴリラコマンダーII CL40【ゴム製】
- ゴリラコマンダーII CL40
- KEIKA(京華産業)
KEIKA(京華産業) ゴリラコマンダーII CL40は、コスパの高い非金属製のタイヤチェーン。タイヤチェーンとして重要な耐摩耗性、耐寒性に優れているにも関わらず、価格が低く抑えられているのが特徴です。
軽量で取り扱いやすく、さらにワンタッチで脱着可能なロック機構を採用したことで、簡単で素早い着脱ができます。信頼性についても、JASAA(日本自動車交通安全用品協会) の認定を取得しており安心です。
ただし、取り付けにくいという口コミが何件かありました。装着のしやすさに関しては、個人差もあるため一概には言えませんが、取付けに不安のある方は、ほかの商品も検討しましょう。
その9:カーメイト バイアスロン クイックイージー QE10L【ゴム製】
カーメイト バイアスロン クイックイージー QE10Lは、日本自動車交通安全用品協会(JASAA)認証も取得した日本製で、信頼性の高いゴム製タイヤチェーン。価格は、14〜17インチ対応で21,797円です。また、取り付けの簡単さ、スパイクピンの装備といった、ゴム製のタイヤチェーンとして高い性能も備わっています。
他のゴム製タイヤチェーンにもいえることですが、極端な積雪時などは、金属製タイヤチェーンに比べて運転には注意が必要で、価格も金属製に比べ割高。自身の使用状況や、どこまでの信頼性を求めるのかをよく考えて選びましょう。
【2024年】布製タイヤチェーンおすすめ人気ランキング安い順4選
その10:BEIKEMALL タイヤチェーン KE71【布製】
- タイヤチェーン KE71
- BEIKEMALL
BEIKEMALL タイヤチェーン KE71は、チェーン規制にも対応しています。特殊な布の繊維が毛羽立っている状態で、雪面にしっかりと密着し、タイヤのグリップ力を高めるアイテムです。金属タイプに比べて装着、脱着が非常に楽なのが魅力的です。
厚さは約1mmなので、クリアランスが少なくても装着できます。今回ご紹介している全部で12サイズの展開があるため、幅広いタイヤに対応しています。ただし、耐久性については注意が必要です。
BEIKEMALL タイヤチェーン KE71 | |
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メーカー名 | BEIKEMALL |
商品名 | タイヤチェーン KE71 |
適合サイズ | 155/80R12、155R12 145R13 145/80R13 165/70R13 175/65R13 185/60R13 195/60R13 145/70R14 155/65R14 165/60R14 175/60R14 185/55R14 205/50R14 145/65R15 155/60R15 165/55R15 175/50R15 185/50R15 195/45R15 195/40R16 |
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その11:Sumeriy 布製タイヤチェーン H77【布製】
- 布製タイヤチェーン H77
- Sumeriy
Sumeriy 布製タイヤチェーン H77は、チェーン規制にも対応しています。カバーを上半分かぶせてから少し進ませて
下半分を覆えば取り付けられるので脱着が簡単なのもポイント。
布製ゆえの特性上、氷上や固い積雪の道路は避けた方が良いと思います。
また、耐久性もそれなりだと思います。濡れた状態で放置すると劣化が早そうです。
Sumeriy 布製タイヤチェーン H77 | |
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メーカー名 | Sumeriy |
商品名 | 布製タイヤチェーン H77 |
適合サイズ | 175/80R13 205/70R13 235/60R13 165/80R14 175/75R14 185/70R14 195/65R14 205/65R14 215/60R14 145/80R15 165/70R15 175/65R15 185/65R15 195/60R15 205/55R15 215/55R15 225/50R15 255/45R15 175/60R16 185/55R16 195/55R16 205/50R16 215/50R16 225/45R16 255/40R16 175/55R17 195/45R17 205/45R17 215/40R17 225/40R17 235/40R17 205/40R18 215/35R18 225/35R18 235/35R18 255/30R18 |
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その12:AutoSock(オートソック) ハイパフォーマンス ASK645【布製】
- ハイパフォーマンス ASK645
- AutoSock(オートソック)
AutoSock(オートソック) ハイパフォーマンス ASK645は、タイヤチェーン同等の高い機能性を発揮する、緊急用タイヤチェーンとして最適なアイテム。
布製なのでコンパクトに収納でき、常に車に積んでおいてもまったく邪魔になりません。
ただし、布製のため、耐久性は金属製やゴム製に比べ高いとは言えず、路面状況によっては、一度使用すると穴が開いてしまう場合もあるので注意が必要です。
また、チェーン規制対応と書かれて販売されている場合もありますが、チェーン規制の認識は、地方自治体や、警察担当者の認識によって変わる場合があるので注意が必要です。
その13:ISSE Safety(イッセ セイフティー) スノーソックス Classic C60066【布製】
- スノーソックス Classic C60066
- ISSE Safety(イッセ セイフティー)
ISSE Safety(イッセ セイフティー) スノーソックス Classic C60066は、布製タイヤチェーンの課題の1つである、走行時のズレを防止する独自のオートセンター機能が搭載されています。
装着時に進行方向やねじれの確認も不要なので、取り付けもしやすいのも嬉しいポイント。また、性能面では圧雪、アイスバーン、深雪、シャーベット状の路面で走行が可能で、走行可能速度も時速40km以下とタイヤチェーンと同等の性能を発揮します。
ただし、他の布製タイヤチェーンと同様に耐久性は高くないため、舗装路の走行には注意が必要です。
【2024年】スプレー式タイヤチェーンおすすめ人気ランキング安い順2選
その14:田村将軍堂 いざっ というときに スプレーチェーン 500ml【スプレー式】
- いざっ というときに スプレーチェーン
- 田村将軍堂
田村将軍堂 いざっ というときに スプレーチェーンは、雪道や路面凍結でタイヤが滑りやすいときにスプレーするだけでスリップ防止の効果を得ることができます。時速30km以下の走行で最大10km効果が持続します。
この商品1本で、普通車(2000ccクラス)のタイヤ約10~15本分に使用することができます。
使用方法としては、タイヤ接地面の付着物を取り除いてから、よく振ってタイヤ接地面にのみに均等にスプレーします。10分程度乾燥するのを待って粘度を確認したら走行できます。20分程度を目安に確認し、効果が薄れてきたら再度スプレーする、という作業を繰り返していきます。
スプレー式のタイヤチェーンは、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンがない場合の緊急用なので、慎重に利用する必要があります
その15:SNOW GRIP(スノーグリップ) スプレー式タイヤチェーン 450ml【スプレー式】
- スプレー式タイヤチェーン 450ml
- SNOW GRIP(スノーグリップ)
SNOW GRIP(スノーグリップ) スプレー式タイヤチェーンは、手軽に凍結や積雪などの冬の路面に対応できるおすすめのスプレー式タイヤチェーン。価格は3,180円と手頃な価格で販売されています。
性能面も北欧のノルウェーで開発されただけあって、緊急用としては十分な性能を発揮。さらに、天然樹脂を使用しているので、タイヤへのダメージもありません。
ただし、スプレー式のタイヤチェーンは、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンがない場合の緊急用です。「ノーマルタイヤに比べればマシ程度」ということを忘れず、慎重に利用する必要があります。また、スプレー後は、走行距離、時間とともにグリップ力は低下していくので注意が必要です。
タイヤチェーンの選び方
タイヤチェーンを選ぶ際に最も重要なことは、タイヤのサイズをしっかりと確認しておくことです。
タイヤのサイズは、車種や年式、グレードによって異なるので、装着前に必ず装着する車のタイヤサイズを確認しましょう。
また、タイヤサイズだけでなく、タイヤと車体の間のクリアランスも確認しておくことが大切です。
タイヤサイズの確認方法
タイヤサイズは、タイヤの側面に記載されています。記載されているのは、3桁の数字、2桁の数字、英数字の順です。
最初の3桁は、タイヤの幅(mm)を表しています。
次に記されている2桁の数字は、タイヤの扁平率を表しています。扁平率は、タイヤの断面幅に対する高さの比率で、数値が小さいほどタイヤが薄くなります。
アルファベットは、タイヤの構造記号を表しています。乗用車のほとんどが該当する「R」の表記は、ラジアルタイヤを指しています。
アルファベットの後に記されている数字は、ホイールのリム径(インチ)を表しています。
最後に表記されている2もしくは3桁の数字とアルファベットは、タイヤのロードインデックスを表しています。ロードインデックスは、タイヤ1本あたりが支えられる荷重を表しています。
つまり、画像のタイヤの場合、タイヤの幅は205mm、扁平率は55%、ラジアルタイヤの16インチであることがわかります。ロードインデックスは今回のタイヤチェーンにおけるサイズ確認では必要ないので、インチ数まで理解できるようになると良いでしょう。
クリアランスの確認
クリアランスとは、タイヤと車体の隙間のことです。タイヤと車両のフェンダーには一定の隙間が保たれており、タイヤの回転時における干渉を防ぎます。
タイヤチェーンを装着する際には、クリアランスのチェックが重要です。クリアランスは、車両の取扱説明書やカタログで確認できます。
タイヤチェーンは、タイヤの回転による遠心力によって膨らむため、指定された範囲以上の隙間が必要です。
静止時には取り付けられたとしても、走行時に干渉して破損する可能性があるため、自己判断での使用は控えましょう。
タイヤチェーンはどのタイヤに装着すればいいの?
「タイヤは4本あるのに、タイヤチェーンを購入したら2本しかない! どこに付けたら良いの?」と悩む方もいるでしょう。タイヤチェーンを装着すべきタイヤは車種によって異なります。
タイヤチェーンは、雪道で発進や加速をスムーズに行うために、駆動輪に装着するのが基本です。
駆動輪とは、エンジンの動力が伝わるタイヤのことで、前輪駆動(FF)車なら前輪、後輪駆動(FR)車なら後輪が駆動輪です。
4輪駆動車の場合は、駆動輪が4輪すべてですが、通常は駆動力が大きい前輪にチェーンを装着します。
駆動方式の確認方法
自分の車の駆動方式を確認するには、車検証やカタログ、自動車メーカーの公式サイトなどを参照します。
車検証には型式番号しか記載されていないので、カタログの「諸元表」で型式番号をもとに駆動方式を確認します。紙のカタログがない場合は、自動車メーカーの公式サイトでも諸元表を閲覧できます。
それでもわからない場合は、車検証を手元に用意し、自動車メーカーの「お客様相談室」に問い合わせてみましょう。もちろん、カー用品店やディーラーでも車を見せれば駆動方式を教えてくれます。
タイヤチェーンを装着しているときの注意点
タイヤチェーンは、雪道で安全に走行するために欠かせないアイテムです。しかし、正しく装着しないと、効果が半減したり、逆に危険につながったりします。
ここでは、タイヤチェーンの装着時の注意点を3つご紹介します。
タイヤチェーンの装着時の注意点
1つずつ詳しくみていきましょう。
1. 取扱説明書をよく読む
タイヤチェーンの取扱説明書には、装着方法や注意事項が記載されています。取扱説明書をよく読まずに装着すると、車両の破損や事故につながる可能性があります。
特に、以下のような点に注意しましょう。
装着位置:車の駆動方式によって、装着位置が異なります。
装着方法:正しく装着しないと、効果が半減したり、逆に危険につながったりします。
制限速度:タイヤチェーンは緊急用の滑り止め装置であり、スタッドレスタイヤのようには使用できません。制限速度を超えた走行は、タイヤチェーンの破損につながります。
2. 制限速度を守る
タイヤチェーン装着時の制限速度は、金属製が時速30km、非金属製が時速50kmです。制限速度を超えた走行は、タイヤチェーンの破損につながります。
また、積雪や凍結路面では、制限速度を守っていても滑りやすいため、慎重に運転しましょう。
3. 急の付く運転操作を控える
タイヤチェーンは、雪道で滑りやすい路面を走行できるようにするためのものです。しかし、急発進や急ブレーキなど、急の付く運転操作をすると、タイヤチェーンに大きな負担がかかります。
そのため、タイヤチェーンを装着しているときは、急の付く運転操作を控えて、慎重に運転しましょう。
場面別! 雪道を運転する際の注意点
雪道を走行する場合とアイスバーンを走行する場合、スタックした場合、身動きが取れなくなった場合にそれぞれ安全に走行を続けるためには、以下の点に注意しましょう。
1. 雪道を走行する場合
スタッドレスタイヤを装着する
ノーマルタイヤでは、雪道や凍結路面でグリップ力が低下し、車がスリップやコントロールできなくなるなどの危険性があります。スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路面でも高いグリップ力を発揮するため、安全に走行することができます。
急な操作は避ける
急な車線変更、急ブレーキ、急ハンドルは、スリップの原因になります。雪道では、いつもよりゆっくりと、慎重な運転を心がけましょう。
車間距離を十分にとる
雪道では、乾いた路面よりも車の制動距離が長くなります。先行車との車間距離を十分にとることで、追突などの事故を防ぐことができます。
発進はゆっくりと行う
発進時にアクセルを急に踏み込むと、タイヤが空転してスリップする可能性があります。アクセルはゆっくりと踏み込み、じわじわと発進するようにしましょう。
屋根の雪は走行前に除雪する
屋根に積もった雪は、走行中に風に流れて落ちることがあります。その際、後続車に当たる可能性もあるため、放置しておくのは危険です。
また、ブレーキ時にフロントガラスに雪崩を起こして視界を遮る恐れもあります。屋根の雪は、走行前に必ず除雪しましょう。
2. アイスバーンでの運転の注意点
アイスバーンは雪が解けて凍った路面のことで、雪道以上に滑りやすいため、特に注意が必要です。
「急」のつく動作は厳禁
アイスバーンでは、発進、停止、カーブで「急」のつく動作は厳禁です。ゆっくりと、慎重な運転を心がけましょう。
ブラックアイスに注意
昼間に積もった雪が解けたときや、雨が降った後の冷え込みが強くなる夜間や明け方は、表面が凍りついた路面「ブラックアイスバーン」になる可能性があります。
ブラックアイスバーンは、一見すると濡れたアスファルト路面のように見えるため、凍っていることに気づきにくく、注意が必要です。
道路脇の矢印や反射板を目印にして走行する
風通しのよい橋の上や陸橋、トンネル出入口付近は、ブラックアイスバーンが発生しやすいため、注意が必要です。
道路脇の矢印や反射板を目印にしながら走行することで、路面の状態を把握しやすくなります。
3. 雪道でスタックした場合
タイヤがスリップしたり新雪にはまった場合は、以下の方法で脱出を試みましょう。
タイヤ周辺の雪を踏み固める
ゆっくりと車を前後に動かして、タイヤ周辺の雪を踏み固めます。
砂を振りかける
道路脇に砂箱があれば、駆動輪(FFであれば前輪、FRであれば後輪)の外周にこの砂を振りかけます。砂がタイヤと路面の摩擦を高め、脱出を助けてくれます。
4. 豪雪で身動きが取れなくなった場合
ハザードランプを点灯して停車する
視界が悪い状況で身動きが取れなくなった場合には、車を停止させたらハザードランプを点灯させましょう。地吹雪などの際にはどこに車がいるか分かりにくいものです。ハザードランプを点灯させることで、他の車両に自車の存在を知らせることができます。
マフラーの排気口の除雪を行う
豪雪でマフラーの排気口が雪でふさがれてしまうと、排気ガスが車内に逆流します。この時、車内で救助などを待っていると、一酸化炭素中毒の危険があります。
救援を待つ間に、排気ガスの逃げ道だけでも除雪しましょう。
具体的には、マフラーの排気口の雪を除雪する、マフラーの排気口に棒などを差し込んで、雪を押し出すといった方法があります。車外に出る際には、風下側のドアを開けると強風の影響を受けません。
除雪ができない場合はエンジンを切り、車外に避難するようにしましょう。
まとめ
雪道や凍結した路面の走行を可能にし、冬のドライブに欠かせないタイヤチェーン。使用時に装着する煩わしさがあるものの、スタッドレスタイヤでも走行できない新雪や完全に凍結したアイスバーンでも走行できる高い走破性が魅力です。また、チェーン規制の改正によって、そもそもタイヤチェーンを装着していないと走行できない場合もあります。
タイヤチェーンは、雪や凍結の予報をみていざ購入しようと思っても、自分の車にあうサイズが販売店にない場合もあるので注意が必要です。車のトランクにも収納できるサイズなので、スタッドレスタイヤを使用している場合でも、あらかじめ1セット持っておくことをおすすめします。
[筆者:増田 真吾]
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