車中泊を手軽に楽しもう! フリード・セレナからベンツまで…メーカー自ら手掛けた車中泊仕様 5選(2/2)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
キャンピングカーの歴史の深さを感じさせる「メルセデス・ベンツ Vクラス マルコポーロ」
キャンピングカーの歴史も長いヨーロッパでは、ミニバンなどに純正の車中泊仕様が用意されている例は多い。ただしここ日本では、並行輸入でごく一部のモデルが入っているのみという現状がある。
そんな中、メルセデス・ベンツの大型ミニバン「Vクラス」には、正規輸入モデルに貴重な純正車中泊仕様「Vクラス マルコポーロ」(V 220d Marco Polo HORIZON)が設定されている。
4人が1台で車中泊出来るのが嬉しい
その特徴は、屋根に設置されたポップアップルーフにある。ルーフテントには大人2人が余裕で眠れる空間を有し、室内と合わせれば合計で4名の車中泊も可能となっている。例えば4人家族なら1台で車中泊出来てしまう。
日本車では残念ながらこの機能を純正で持っているモデルは販売されておらず、羨ましい限りだ。
なおドイツ本国ではこれにギャレー(流し台やコンロ、冷蔵庫)などを備えた本格的なキャンピングカー仕様も存在する。そちらの正規導入にも期待したい。
荷室の使い勝手に技あり!「トヨタ ノア/ヴォクシー “MULTI UTILITY(マルチユーティリティ:MU)”」
最後はトヨタの人気ミニバン「ヴォクシー」「ノア」のカスタムコンプリートカー“MULTI UTILITY(マルチユーティリティ)”[MU]をご紹介しよう。
こちらはトヨタの純正カスタマイズを行うモデリスタ(トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)の手によるもの。2列シート・5人乗り仕様となっている。こちらは車中泊仕様という訳ではなく、荷室の使い勝手を向上させたモデルだ。
見た目にお洒落なだけではなく、実用性も重視した専用の床材を使用
荷室床面は木目調のロンリューム素材とし、汚れをふき取りやすい仕様となっている。
このヴォクシー/ノア MU専用の純正アクセサリーとして、車中泊のベッドにも活用出来るマルチユースボードが用意されているのだ。ただしベッド用のマットは自身で用意する必要がある。
このマルチユースボードは、車外に出してテーブル・ベンチのセットとしても活用出来る優れモノ。キャンプなどで荷物がかさばるとき、場所をとるテーブルセットを持っていく必要がなくなるのが地味に有難い。
次の乗り換えには「車中泊カー」を検討してみては!?
車中泊ブームの拡大を受けて、このように複数の車中泊対応モデルが各社から登場している。メーカー自ら手掛けたモデルは、どのクルマにも純正ならではのきめ細かい配慮があった。次の乗り換えの際には、こんな楽しい車中泊仕様のクルマも検討してみて欲しい。きっと週末のドライブがもっと楽しみになるはずだ。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]
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